レンズメーカーのSIGMA(シグマ)からEF-Mマウントの単焦点レンズ3本の発売日が発表されました。
これはEOS KISS Mユーザーや、これからEOS KISS Mを買おうかと考えている人にとっては、大ニュースですね。
3rdパーティのメーカーが、開発リソースを投入して新規にマウント(カメラとレンズを接続する独自の型式のこと)対応するということは、そのマウントの市場規模や未来に可能性を見出したということ。
EF-Mマウントの将来性に疑問を感じて、購入に踏み切れなかった方には、朗報ではないでしょうか。
ちなみに発売日は2019年10月18日(金)となっています。全品フード付きというところもポイントが高いですね。
フードは安全面でも画質面でもメリット多いので使った方がいいです。
選択肢が増えたら増えたで、どれを買ったら良いのか新たな悩みが出てきました。純正のレンズと並べて一旦情報を整理してみましょう。
EOS KISS Mで使える単焦点レンズ一覧
EOS KISS Mで使える単焦点レンズを、一律に全部集めて比較しましょう。
【1】CANON純正EF-Mマウント単焦点レンズ
まずはキヤノン純正レンズを見てみます。
EF-M22mm F2 STM
出展:Canon Inc./Canon Marketing Japan Inc.
- フルサイズ換算画角 35mm(計算式22×1.6)
- 重量105g
- フード別売
EF-M22mm F2 STMレンズは薄くて軽くて、着けていることを忘れそうなほどのコンパクトさなのに、目を見張る高画質が魅力の、単焦点レンズ沼に引き込む妖精のようなレンズ。
実際にEF-M22mm F2 STMレンズを使った感想を、この記事でレビューしています。
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
出展:Canon Inc./Canon Marketing Japan Inc.
- フルサイズ換算画角 45mm(計算式28×1.6)
- 重量130g
- フード別売
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは接近戦に強いマクロレンズであるとともに、スナップでも威力を発揮します。実は筆者が一番気に入っている画角のレンズです。
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMを実際に使った感想をこの記事でレビューしています。
EF-M32mm F1.4 STM
出展:Canon Inc./Canon Marketing Japan Inc.
- フルサイズ換算画角 51mm(計算式28×1.6)
- 重量230g
- フード別売
キヤノンのEF-Mマウントレンズはどれも、軽量で価格も安いのが特長です。
【2】シグマ製EF-Mマウント単焦点レンズ
シグマ製EF-M対応レンズのスペックを確認しましょう。
SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
- フルサイズ換算画角 26mm(計算式16×1.6)
- 重量405g
- 希望小売価格(税別):57,000円
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
- フルサイズ換算画角 48mm(計算式30×1.6)
- 重量270g
- 希望小売価格(税別):48,000円
SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
- フルサイズ換算画角 90mm(計算式45×1.6)
- 重量280g
- 希望小売価格(税別):57,000円
EOS KISS Mで使える単焦点レンズまとめと考察
EOS KISS Mで使える単焦点レンズをまとめますね。
- CANON EF-M22mm F2 STM
- CANON EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
- CANON EF-M32mm F1.4 STM
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
全体的にシグマ製レンズはキヤノン製より重いですね。
EOS KISS MなどのEF-Mシリーズのカメラ・レンズシステムの強力なメリットは軽さと小ささにあります。
シグマと言えば突き抜けた画質の良さと引き換えに、軽量性を犠牲にした重量級レンズを連発し続けていることで知られたメーカーです。
シグマが作るレンズは、軽量なEF-M向けといえども、やはりちと重い仕上がり。
ただ、他に類のないとんがったスペックなので、使ってみるとどうなのか興味津津ではあります。
個人的に、特に興味深いのは16mm F1.4 DC DN | Contemporaryでしょうか。
フルサイズ換算26mmで最小F値1.4という広角と開放を両立したレンズはこれまで使ったことがありません。
狭い場所で、細かくいろいろなものがぎっしりつまった撮影現場で、見たことがないような写真が撮れる気がしてなりません。
一番悩ましいのはEF-M32mm F1.4 STMと、SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporaryの比較ですね。
ほぼ同じスペックで、価格差も気になるほどは開いていません。しいて違いを見つければ、重量はシグマがやや重い点くらいです。画質の良さには定評のある2レンズ、どちらを選ぶかは、かなり細かな部分の違いに注目する他なさそうです。
いっそのこと両方買うのが良いかもしれません。
さて発売されたEF-M用シグマレンズのセミナーが開催されたので、実機を使って撮影しレビュー記事を書きました。ぜひお読みください!
単焦点以外のEF-Mレンズのレビューも書いています。
ズームレンズの作例とレビューも、ぜひ参考にしてください!