Godoxのクリップオンストロボ『V1』の使い方をまとめた『GodoxV1 “非公式”マニュアル』その5です。今回、解説するのは調整つまみと設定ボタンです。
(GodoxV1非公式マニュアルその1記事はこちら)
(GodoxV1非公式マニュアルその2記事はこちら)
(GodoxV1非公式マニュアルその3記事はこちら)
(GodoxV1非公式マニュアルその4記事はこちら)
こんな方におすすめの記事です
- 初めてV1を使う方
- V1の使い方を1から知りたい方
- ストロボ自体が初心者の方
- V1の一番目立つ丸いリングは何に使うか知りたい方
初心者の方にも役立てていただけるよう、最大限わかりやすく書いています。
ぜひ活用してください。繰り返し見ることで基礎力がつきます。
GODOX V1『非公式マニュアル』の5回目では、GODOX V1ストロボの操作パネルの真ん中にある、調整つまみ(丸いリング)と設定ボタンについて解説します。
- GodoxV1非公式マニュアル 第5回の内容
- ・調整つまみと設定ボタンの役割
・ZOOM調整
・モデリングランプ設定
・MODE設定
・+/−調整
GODOX 公式の取扱説明書はこちらから参照できます。
調整つまみと設定ボタンの役割
①調整つまみとは、GODOX V1 操作盤の中央にある、くるくる回る丸いボタンのことです。
②設定ボタンとは、調整ツマミの内側・中央にあるボタンのことです。
調整つまみと設定ボタンの操作方法
調整つまみと設定ボタンの操作方法を解説します。
- 各ポイント(上下左右の4箇所のどれか)を押して編集状態にする
- 円をくるくる回して数値を変更する
- 中央の設定ボタンを押して確定する
- 以上で終了
調整つまみの4項目
- の「各ポイント」は上・下・左・右の4箇所あります。
それぞれ、以下の文言が書かれています。
- ZOOM
- MODE
- +/-
- ランプ(電球マーク)
調整つまみの操作方法
調整つまみのこの4項目の部分を押すと、それぞれの調整や設定ができます。
- 押すとまず編集状態になる
- 編集状態になったら数値を調整する
- 設定ボタンで確定する
という流れです。
では4つの部位ごとに解説していきます。
ZOOM調整(ストロボ焦点距離調整)
調整つまみの上部分にある『ZOOM』は、ストロボ発光の焦点距離を調整します。
手動で、ストロボ発光の焦点距離を調整する操作です。
まずZOOMを押すと、以下の画像のように、焦点距離を編集できる状態になります。
モニターの上部の『ーーー』mm部分が黒背景になっていますが、これが編集中の状態です。
編集中に調整つまみのリングを右回りに回転させると、
A→28mm→35mm→50mm→70mm→80mm→105mm
と変化します。(プチ情報:Aは焦点距離オートのことです。)
左回りに回転した場合は、以下のようにだんだん数値が下がっていきます。
105mm
↓
80mm
↓
70mm
↓
50mm
↓
35mm
↓
28mm
↓
A
好みの数値になったら、真ん中の設定ボタンを押せば確定です。(設定ボタンを押さなくても、時間が経てばその数値で確定します。)
モデリングランプ設定(テスト用定常光発光)
調整つまみの右側にある電球のような記号の部分は、モデリングランプ設定のボタンです。(モデリングランプとは、閃光ではなく定常光として発光させる光のこと。)
電球マークの横の、ぎざぎざのリング部分を押すとモデリングランプ発光設定待ち状態になります。
(もう1回押すと設定解除になります)
この状態では、まだモデリングランプは発光していません。
発光開始して良ければ設定ボタンを押します。するとモデリングランプONになります。
モデリングランプONになると、画面は以下のようになります↓
01と表示されているのは、モデリングランプの強さです。
01から10まで10段階で調整できます。
調整するには、モデリングランプ設定状態もしくは確定状態で、調整つまみリングを回します。右回りでアップ、左回りでダウン、です。
モデリングランプをOFFにするには、もう一度中央の設定ボタンを押します。
中央の設定ボタンを押してOFFにするまでずっとモデリングランプONの状態が続きます。
ON状態のモデリングランプをOFFにするには、設定ボタンを押します。設定ボタンを押せば点灯していたモデリングランプが消えます。
MODE設定
調整つまみの下側にあるMODEは、ストロボの撮影モードを設定するボタンです。
1回押すたびに撮影モードが切り替わります。
ETTL(CANON用の場合) → M(マニュアル)→MULTI
以上の順番で切り替わります。
MULTIの後はETTLに戻ります。
それぞれの撮影モードの意味は以下の通りです。
- ETTL → ストロボ露出自動モード
- M(マニュアル) → ストロボ露出手動モード
- MULTI → マルチ発光モード(指定した間隔で指定した回数発光する)
※ETTL ↔ M(マニュアル)の切替は、左上の機能ボタン1でも実行できます。
+/−調整(プラスマイナス調整)
調整つまみの左側にある+/−は、ストロボの調光補正するボタンです。(調光補正とは、光の強さの微調整のこと)
+/−の横の調整つまみリング部分を押すと、ストロボの調光補正の数値設定画面になります。
↓以下画像のモニターを見ると、中央に+ー 0 と表示され、0の背景が黒くなっています。背景が黒いと、調光補正できる状態です。
設定可能な状態で、調整つまみのリングを回すと、調光補正の数値が変わります。
右回しでアップ、左回しでダウン。0.3〜0.4 ずつ変化します。
調整つまみリングを回すだけでなく、リングのプッシュでも調光補正可能です。
調整つまみの下部分を押していくと調光量が0.3〜0.4 ずつダウンしていきます。
逆に、調整つまみの上部分を押していくと調光量が0.3〜0.4 ずつアップしていきます。
GODOX V1 ストロボ 調整つまみリングについての解説は以上です。
本記事のふりかえり
ZOOM調整
モデリングランプ設定
MODE設定
+/−調整
公式の取扱説明書を見てもよくわからなかったら、本記事を参照してみてください。
またなにかご質問がありましたら遠慮なくお送りください。
次回のストロボGodoxV1非公式マニュアルは、GODOX V1操作パネルのフラッシュブラケット操作ボタンを解説します。
◉シリーズをはじめから読む方はこちら→ストロボGodoxV1非公式マニュアル【その1】バッテリー脱着とカメラへの取付け
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ストロボGodox V1 非公式マニュアル【その2】電源オンと操作ボタン解説
ストロボGodox V1 非公式マニュアル【その3】ストロボヘッドの回転可動域
ストロボGODOX V1非公式マニュアル【その4】S1・S2モードとは