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ストロボGodox V1 非公式マニュアル【その7】フラッシュメニューボタン解説(カスタム機能設定ボタン解説)

Godox v1 非公式マニュアル カスタム設定
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制作者
ちゃんまり

こんにちは、GODOX V1非公式マニュアル制作者のちゃんまり(@sugarchanmari)です。

Godoxのクリップオンストロボ『V1』の使い方をまとめた『GodoxV1 “非公式”マニュアルその7です。

今回は、GODOX V1ストロボの操作パネルの左側にあるボタン、フラッシュメニューボタンカスタム機能設定ボタン)について解説します。

フラッシュメニューボタンカスタム機能設定ボタン)は、GODOX V1の細かい機能を設定したり、設定した機能を解除するボタンです。

↓こちらのボタンがフラッシュメニューボタンカスタム機能設定ボタン)です。

カスタム機能を設定するフラッシュメニューボタン
カスタム機能を設定するフラッシュメニューボタン

↓押すとこんな画面になります。

カスタム機能設定画面1
カスタム機能設定画面1

フラッシュメニューボタン解説(カスタム機能設定ボタン)の画面は全部で3ページあります。 ↑上の画像は1ページ目です。調整つまみを回すと次のページに行きます。

こんな方におすすめの記事です

  • 初めてV1を使う方
  • V1の使い方を1から知りたい方
  • ストロボ自体が初心者の方
  • フラッシュメニューボタンで設定できることを知りたい方

では、解説していきます。

GODOX V1非公式マニュアル記事をまとめて読みたい方は
シリーズ記事一覧からどうぞ

GODOX V1公式の取扱説明書はこちらからご参照可能です。(キヤノン用です。)

カスタム機能設定1ページ目

フラッシュメニューボタンを押すと初めに表示される画面です。(カスタム機能設定は全部で3ページあります)

カスタム機能設定画面1
カスタム機能設定画面1

画面右上にVer.1.9と表示されています。

Ver.1.9は、GODOX V1のファームウェアのバージョンです。(最新でなければ、最新のファームウェアをダウンロードしてアップデートしましょう。アップデート方法は別途解説します。)

1ページ目には以下の項目が表示されています。

  • m/ft
  • AF
  • STBY
  • RX STBY

では順番に解説します。

m/ft

m/ftでは、GODOX V1の液晶ディスプレイに表示される距離計の単位表示を、m/ftのどちらか選んで設定します。

カスタム機能設定画面1
カスタム機能設定画面1
  • m(メートル)→メートル表示
  • ft(feet)→フィート表示

カスタム機能設定の方法は、以下のとおりです。

カスタム機能設定のやり方(全項目共通)
1. 調整つまみを回して、設定したい項目を表示
2. 中央の設定ボタンを押して編集画面にする(背景色が黒になる)
3. 調整つまみを回して選びたい項目を選択
4. 中央の設定ボタンを押して確定(背景色がなしになる)

距離計の表示をm(メートル)にすると↓このような表示になります。

ストロボ距離計「m」
ストロボ距離計「m」

距離計の表示をft(feet)→フィート表示にすると↓このような表示になります。

ストロボ距離表示「ft」
ストロボ距離表示「ft」

AF

AFでは、AF補助光を、発光する/発光しないを設定します。

★ワンポイント深堀り解説:

AF補助光とは、暗い場所でのピント合わせをしやすくするために補助的に発光する光のこと。

カメラ本体にもAF補助光を発光する機能があります。

制作者
ちゃんまり

私の愛用機EOSR6や Kiss M2もAF補助光機能を持ってます

  • AF ON → AF補助光を発光する
  • AF OFF → AF補助光を発光しない
AF補助光ON
AF補助光ON
AF補助光OFF
AF補助光OFF

しかし。
AF ONにすればAF補助光を発光するはずなのですが、R6、EOS Kiss M2で動作させたところ、AF補助光発光「ON」にしても光りません。

解説者
ちゃんまり

私の操作が悪いのかもしれませんが、キヤノンR6にV1のAF補助光機能は対応していないようです・・・。

もし、使っていく中で正常動作が確認されたならば、あらためて報告しますね。

STBY

STBYでは、オートスリーブをする/しないを設定します。

ストロボを90秒操作しないでいると節電のため自動で電源がスリープモードになります。
自動で電源オフする状態=オートスリープです。

オートスリープする・しないを選んで設定します。

  • STBY ON → オートスリーブする
  • STBY OFF → オートスリーブしない
オートスリーブ ON
オートスリーブ ON
オートスリーブ OFF
オートスリーブ OFF

RX STBY

RX STBYでは、スレーブユニットの自動電源オフの時間を設定できます。

  • 60min→60分でオフ
  • 30min→30分でオフ
RX STBY 60min
RX STBY 60min
RX STBY 30min
RX STBY 30min

★ワンポイント深堀り解説:

スレーブユニットとは、ワイヤレスでストロボを使うときに、受け側になるユニットのこと。

ちなみに発信側はマスターと呼ばれます。GODOX V1はマスターにもスレーブにもできます。

カスタム機能設定2ページ目

調整つまみを回して、2ページ目にいくと、以下の項目が表示されます。

  • SCAN
  • CH
  • ID
  • BEEP

SCAN

SCANでは、空いているID番号をスキャンする/しないを選択します。

  • OFF→スキャンしない
  • START→スキャンを開始します
SCAN しない
空きID SCAN しない
SCAN を開始する
SCAN を開始する

STARTを選で確定すると、空きIDを検索し始めます。

空きID SCAN中
空きID SCAN中

スキャンが終了すると8個の空きチャンネルを表示します。

8個のIDが抽出された
8個のIDが抽出された

★ワンポイント深堀り解説:

ストロボのマスターユニットとスレーブユニットをワイヤレス通信で接続するとき、その両方に同じチャンネル番号とID番号を指定することで、正常に通信ができます。

空きチャンネルを検索するのは、他の人と同じチャンネルを使わないようにするためです。

なぜ人と違うチャンネルと使うのか?

それは、同じ番号を割り当ててしまうと、その人がストロボを発光したタイミングで、自分のストロボも一緒に発光してしまうから。追加で意図しない光が発光することになり、組み立てた光の構成が狂ってしまいます。こうした失敗が起きないよう、人と被らない「空きチャンネル」を探して割り当てるのです。

CH

CHでは、チャンネルの設定をします。

ストロボのマスターユニットとスレーブユニットをワイヤレス通信で接続するとき、その両方に同じチャンネル番号とID番号を指定することで、正常に通信ができます。

チャンネルはとして設定できるのは、01から32までです。この中から選んで設定します。

チャンネル選択画面
チャンネル選択画面

ID

IDでは、IDの設定をします。

ストロボのマスターユニットとスレーブユニットをワイヤレス通信で接続するとき、その両方に同じチャンネル番号とID番号を指定することで、正常に通信ができます。

IDは、01から99から選んで設定します。

ID選択画面
ID選択画面

BEEP

ストロボをオンにしてシャッターを切るときに、音を出す/出さないを設定します。

  • OFF →音を出さない
  • ON →音を出す
BEEP音オン
BEEP音オン

カスタム機能設定3ページ目

調整つまみを回して、3ページ目にいくと、以下の項目が表示されます。

  • LIGHT
  • LCD
  • FEB ACL
  • TX

LIGHT

LIGHTでは、GODOX V1液晶ディスプレイのバックライト点灯時間の設定ができます。

  • 12sec→12秒後に自動消灯
  • OFF→常時消灯
  • ON→常時点灯
カスタム設定ボタンLIGHT
カスタム設定 LIGHT
制作者
ちゃんまり

私は12secにしています。

LCD

LCDでは、GODOX V1液晶ディスプレイのコントラストを設定できます。

-3 -2 -1 0 +1 +2 +3 の7段階に設定できます。

カスタム設定 LCD
カスタム設定 LCD
解説者
ちゃんまり

7段階に設定変更できるのですが、私には違いが感じられませんでした。最大+3と最低-3の違いも感じられなかった〜(-_-;)

FEB ACL

FEB ACLでは、フラッシュブラケット露出機能を使うときに、フラッシュブラケット撮影を3回した後に、自動でブラケット撮影を解除する/しないの設定をします。
(→フラッシュブラケット機能についてはこちらで解説しています)

  • ON→フラッシュブラケット露出撮影終了後、自動的にブラケット解除
  • OFF→フラッシュブラケット露出撮影終了後、自動的にブラケット解除しない
カスタム設定 フラッシュブラケット
カスタム設定 フラッシュブラケット

TX

TXは、マスターランプ制御のオフ/オンが設定できます。

カスタム設定 TX
カスタム設定 TX
解説者
ちゃんまり

上記の説明ですが、「マスターランプ制御のオフ/オン」の意味するところが、私にはよくわかりません。

英語マニュアルでは「Transmitter unit control OFF/ON」です。ということは、GODOX V1から、トランスミッターユニット(例えば X-proC など)を制御しない/する の設定なのかな?と推測しています。

はっきりしたことがわかったら追記しますね。

Godox V1カスタム機能設定ボタンのまとめ重点ポイント

ストロボGodox V1の、カスタム機能設定ボタン(フラッシュメニュー設定ボタン)の画面でできることをまとめました。

本記事のふりかえり

カスタム機能設定1ページ目
 -m/ft  -AF  -STBY  -RX STBY
カスタム機能設定2ページ目
 -SCAN  -CH  -ID  -BEEP
カスタム機能設定3ページ目
 -LIGHT  -LCD  -FEB ACL  -TX

全部で4項目×3ページあり12個の項目を設定できます。

制作者
ちゃんまり

12項目の中で特に重要で必ず使う項目は、2ページ目のCHとIDでしょう。この2つについては、ふわっとでもよいので覚えておくとよいです。

今回は以上です。
次回はテスト発光ボタンを解説します。

ABOUT ME
ちゃんまり
東京在住・国際ポートレート協会認定プロフェッショナルポートレートフォトグラファー ご相談ご依頼はお気軽にどうぞ。

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