こんにちは、ちゃんまり(@sugar_mariko)です。
この夏はありがたいことに友人のY子ちゃんから、大量の無農薬梅の実を分けていただけました。Y子ちゃんの自宅には、巨人化した紅天女のような大きな大きな梅の巨木があり、近年稀に見る豊作だったそうです。
豊作すぎて自家のみでは消費しきれない!と悲鳴が聞こえてきたため、急いで助けに行きました。
生まれて初めてはしごをかけて直接梅の木から梅の実をもぎとるという、遊び心をくすぐる体験をさせてもらい、もうその時点からワクワク。
梅干しづくりは難易度が高そうなので、テクニック、知識なしでも作れそうな梅シロップ(梅ジュース)を作ることにしました。
実際取り組んでみると簡単に作れてめちゃ美味しかったです!
初めてでも不器用でも簡単にできますので、私が試した方法をご紹介します。場所を取らず、梅シロップを長く楽しめる方法です。
梅シロップを作るために必要な材料
梅シロップを作るために私が準備した材料をご紹介します。
梅の実
まずは梅の実です。量はざっくりで大丈夫です。
最低限、砂糖と梅の実さえあれば作れます。ミネラルが含まれていて、急激に血糖値があがらない砂糖を使いたかったので、白砂糖ではなくきび砂糖を選びました。
きび砂糖
せっかくならお砂糖も体にやさしいものを使いたいです。梅シロップ用にあらためて購入するなら一番小さいパックで味を試してみることをおすすめします。
砂糖の抽出力を利用するためだけなら氷砂糖や白砂糖でも良いですが、どちらもふだん使いしません。梅シロップづくりのためだけに買い増しして余らせるのも嫌だったので、きび砂糖にしました。
黒酢
酢を使わなくても作れるのですが、酢なしではパンチが足りなく感じました。私は酸味と甘み両方存在するほうが美味しく感じられるので、黒酢をプラスしています。黒酢でなくても米酢でも酢なら何でも良いと思います。
梅シロップを作るために必要な道具
梅シロップを作るために必要な道具をご紹介します。
ジプロックフリーザーバックイージージッパー
梅をいっぺんに漬け込めれば必要ないのですが、大量にある梅の実をじわじわと長い時間をかけて消費して行きたいなら、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存する袋は、ジプロックが丈夫で扱いやすいです。なかでもイージージッパータイプが超絶おすすめ!
ジプロックの口を端っこからプチプチ止めていく作業、地味にめんどくさくないですか?私はかなりのストレスになっていました。
ジプロックイージージッパーなら、シュッと口を閉じれるので本当にスッキリ。毎日のことなので、ちょっと高いけど、イージージッパーおすすめです。
焼き鳥の串
焼き鳥の串は梅のヘタを取るのに使います。「竹串で」と解説してあるレシピも多いのですが、実は竹串はやりにくい。細すぎて持ちにくいし、強度が低いのでヘタをとる時にレバレッジをかけにくい。
すこし幅がある金属製の焼き鳥の串の方が持ちやすく、ヘタを取りやすいので、効率が3倍くらいアップします。
ペーパータオル
洗った梅の実の水気をふきとるのに使います。
消毒用アルコール
保存容器の消毒に使います。
ジプロックスクリュー
梅と砂糖を入れて漬け込む容器です。私は失敗してもいいように最初は少量から作り始めたかったので小さな容器の「ジプロックスクリュー」で作ることにしました。
少量作って短期間で消費して、また作ってを夏の間繰り返しました。
いつもフレッシュな梅シロップを楽しめるので、小さなジプロックスクリューを使うこの方法はなかなか良かったです。
梅酒を作るための大きなビンもありますが、初心者で失敗したくないなあ、好きかどうかわからないし試しに作ってみるかな〜という人はジプロックスクリューおすすめです。
小さいので、梅シロップづくりに必須のひっくり返す作業もラクラクできます。
ジプロックスクリューの大きさは、730mlの一番大きいサイズを選んでください。
シロップ保存用のビン
私は、ワンカップ日本酒の空き瓶を使っています(笑
密閉できるビンなら何でもいいです。
梅シロップ作り方手順
それでは、梅シロップの作り方を解説しますね。
梅の選別
地面に落ちた梅を拾ったものや、虫が食ったもの、既に傷んだものも混じっているので、あまりに汚れたものや傷んだものは除いて廃棄します。
選別作業はちょっと面倒くさいです。
梅を洗って水気を拭き取る
選ばれし梅の実を水で洗います。
水気が残っていると腐敗の元、味が落ちる元なので水気はペーパータオルで丁寧に拭き取ります。
梅の芯を取り除く
梅の中心にある、ヘタ(芯のような部分)をバーベキューの串で取り除きます。
梅の実を冷凍保存
ジプロックイージージッパーにざざっと梅を入れて、冷凍庫で凍らせます。
ジプロックスクリューを消毒する
ジプロックスクリューの内側に消毒用アルコールをスプレーしてティッシュで拭き取ります。
ふたの内側も同じように消毒します。
ガラスビンの消毒は熱湯で煮沸するようですが、それも面倒で手間がかかるしジプロックスクリューを煮立てると変形しそうなので、時短で簡単なアルコール消毒方式を採用しました。
腐敗や発酵などの問題は特に発生していません。手間を省きたい方におすすめの方法です。
冷凍した梅の実をジプロックスクリューに入れる
凍った梅の実をジプロックスクリューに入れます。入れすぎるとふたが閉まらなくなるので、ふたが無理なく閉められる高さまでにしましょう。
意外と少ししか入らないです(笑
重量は計らないです。物理的に入れものに入るかどうかだけしか見ません。楽ちんでしょ?
とはいえ、最初の方は計っていました。容器込みで500gよりやや重いです。
きび砂糖を入れる
梅が入ったジプロックスクリューに、入るだけきび砂糖を入れていきます。きび砂糖はさらさらしているので、梅と梅のすきまにも入り込んで空気を少なくしてくれます。
きび砂糖も測りません(笑
ジプロックスクリューに入るだけ入れるというシンプル手法(笑
黒酢を入れる
黒酢だけは測ります(笑
大さじ一杯の黒酢を入れます。
ジプロックスクリューのふたをしめて冷蔵庫へ入れる
ジプロックスクリューのふたをギューっとしめて冷蔵庫に保存します。
今日のところはここまで。
こんな感じにマスキングテープに作った日付を書いて貼っておくと、いつから仕込んだか一目瞭然です。
ジプロックスクリューを振る
放置していると、だんだん砂糖が溶けて、梅の汁が出てきます。砂糖は下にたまり、上の方に梅と汁があります。
ジプロックスクリューを振ったり、転がしたり、上下さかさまにしたりして、中身が片寄らないようにします。
1日に2〜3回この作業をします。
漬け込みから10日後に完成
1週間経過したら飲み始められるそうなのですが、私は10日置いています。
この回は抽出されたシロップが少なめでした。
砂糖を多く入れた方が、シロップの量は増えます。
完成したら液体部分だけを容器に入れる
梅はエキスを抽出されつくしているので、しわしわのかすかすになります。抽出の度合いにはムラがあり、あまり抽出されていない実もあります。
うまみがまだ残っている実はもったいないので果肉部分を食べるのですが、しわしわの実は捨てます。
液体化したエキスは保存用のビンに移します。1週間もたずに飲み尽くしてしまうのですが、消毒用アルコールで拭いた後に入れています。
まとめ 梅シロップを飲んだ感想
私はシロップ2、炭酸水8くらいの割合で割って飲んでいるのですが、なんとも言えない優しい味わいです。
酢を加えると酸味が増して美味しいです。酸っぱいのが好きな方は加える酢の量を大さじ1よりも増やしても良いかもしれません。
一杯出来上がったらシロップを保存用のビンに移し、次の梅をジプロックスクリューに仕込むというサイクルで6月〜10月まで過ごして来ています。
夏の間ずっと無農薬、無添加の手作り梅シロップを飲み続けたせいか、夏バテもせず夏風邪もひいておりません。お酒のかわりに飲んだりもしているので、酒量もちょっぴり減ったかもしれません。簡単に作れて、美味しくて、体に良いので手作り梅シロップおすすめですよ。