2020.2.24追記あり
ガッツリ川遊びや海遊びする時に、写真を撮りたかったらカメラってどうすれば良いんでしょ?
こんな時スマホは論外です。
トイレに落としたくらいでも高確率で死亡ですもんね。
他の手段を考えねば、というところから始めた水中用カメラ選び。
私にとってはサブカメラの扱いになるので、あまりお金はかけたくありません。
お金はかけずに、安全にそこそこ高画質の写真と撮れるカメラという視点で超じっくり検討しました。
そして買ったのは防水コンデジとしてダントツ人気のオリンパスTough TG-5..です!
TG-5の実写レビューの記事も書きました。
使った感想、撮れる写真の感じと画質をご確認ください。
一眼レフは水中で使えない(そのままでは)
普段は一眼レフを使っていますが、このカメラはそのままでは水中に入れて撮ったりできないです。
壊れます。
一眼レフを水中で使うなら「ハウジング」という専用の防水装置を取り付ければ使えるのですが、これがカメラ本体より高い。
私が調べた限りでは35万〜45万くらいの価格で販売されています。
しかも、対応機種はピンポイントに限定されます。
つまりCANONの「EOS 5D mark4」用のハウジングはmark4にしか使えません。
同じCANONのEOS 5Dでも、「mark3」には使えない。
ほえ〜。
本体が変わったらハウジングも買い替えしなくてはいけないのね。
というわけで、いつまで水中写真に対するモチベーションがキープされるかわからないし、本体だって変えるかもしれないし、一眼レフ+ハウジングの選択は却下しました。
防水のコンパクトデジタルカメラを検討
別の選択肢は何があるか?真剣に調査。
最近はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の画質も向上して来ているというし、防水コンデジなら画質もそこそこ良くて、価格も手頃な庶民でも買えるものがあるのではないか?
私が渾身の力で情報収集した、2018防水コンデジの調査・比較・検討結果をシェアいたします。
比較した防水コンデジはこの4種
水中で使えるコンパクトデジタルカメラとして人気があるのは以下の4製品です。
4つの機種について、深く見て行きます。
オリンパス タフ TG-5
TGシリーズは、私の周りでも使っている人が多いです。
山ガールの妹は、一つ前のモデル、TG-4を使っており、TG-4を持っていつも山に登っております。
富士フィルム ファインピックスXP130
本体の色がポップで可愛い。
富士はミラーレスも人気だし、コンデジも期待できるかも?
ニコン クールピクスW300
ニコンもデザインがなかなか良いです。迷彩柄もあります。
リコー WG50
リコーって、一味違ったゲリラ的な製品を差し込んでくる会社というイメージがあるので、いろいろ期待。
防水コンデジで重視する比較ポイント
防水の度合い
水深何メートルまで沈めても壊れないのか。
タンク背負って潜るわけではないので、それほど高い性能は必要ないけど、誤って落とすことを考えると深いところまで耐えられる方がいいっちゃいい。
今回はガッツリダイビングするわけではないので、数メートル程度あれば充分と考えています。
レンズの明るさ(開放絞り)
明るい方が撮影した画像の質は期待できるし、大きくボカすこともできる。
できれば開放でF値2.8(この数値が小さいほど明るくて高性能)欲しいところです。
水中は暗そうなので、暗いところで手ブレが起きにくい、明るいレンズの方が良いです。
レンズの焦点距離とズーム性能
広角から望遠までズームで対応している倍率が高ければ、広い範囲も撮れるし、ぐぐっと引き寄せて狭い範囲を撮ることもできる。
目安として、一眼レフで標準ズームと言われている24-100mmには対応していて欲しいところです。
手ぶれ補正
水中は暗くて手ブレの心配があるので、手ぶれ補正機能がついている方がいいです。
価格
そりゃまあ安い方がいいですよね(笑
データ保存形式
低価格なコンデジでは保存形式がjpgに限定されることが多いです。
私は写真データはデータ劣化のないRAW形式で保存して、後で自室でレタッチすることまで含めて写真撮影の楽しみにしているので、RAWで撮っておきたい派です。
2018-2019防水コンデジおすすめランキング
第1位 オリンパス タフ TG-5
画質重視の方におすすめ。
画質で選ぶなら少し値段が高いですが、これ!
撮れる写真の画質が一番期待できそうです。
画質は一番期待できる。
なぜならば、レンズの開放絞りが2.0で一番明るくて高品質なため、シャッタースピードをあげることができるので手ぶれが起きにくい。
加えて手ぶれ補正機能もついています。
そして画像を情報が削られないRAWデータで保存できるのはこのモデルだけとなっています!
第2位 ニコン クールピクスW300
タフさ、水深重視の方におすすめ。
水深30mまで沈められます。
ダイビングや素潜りで深く潜る方には、このモデルが一番安全です。
耐落下衝撃も2.4mまでで、衝撃に耐える力が一番強いです。
レンズの開放絞りもF値2.8からでかなり明るく、焦点距離は24−120mmと1mm程度ではありますが、オリンパスよりも広角に撮ることができます。
水中は水がレンズのような働きをして、陸上より望遠気味に撮れるので、少しでも広角な方が撮影の幅が広がります。
第3位 富士フィルム ファインピックスXP130
低価格重視の方におすすめ。
値段が一番安いです。
Amazonでの販売価格はオリンパス TG-5の半額以下です。
この低価格を実現できている理由は多分レンズの質です。
広角側でF値3.9始まり、望遠側でF4.9始まりと暗めです。
手ぶれ補正もついていないため、手ぶれ発生のリスクは高いかな、と思います。
そこが気にならないのであれば、お買い得なモデルです。
第4位 リコー WG50
個性的なデザインを求める方におすすめ。
機能的には突出したところがないモデルですが、逆に言うと、全方位で平均点を満たしたモデルとも言えます。
光学5倍ズームがあり、手ブレ補正機能もあり、そして値段がAmazonで2万円代、と非常に安いです。
防水機能を持ち、そこそこ安くて個性的なカメラを探している人には一押しです。
2018夏、私は防水コンデジ「オリンパスTG-5」を買いました
私は画質重視の人でした..
何だかんだ言って、私、普段は一眼レフを使っている人間なので、割り切って防水目的でコンデジを買うことにしたとは言え、あまりにも画質が悪かったり、手ぶれがひどかったりでは、がっくり気落ちすると思うんですよね..
ですから私は、防水コンデジの中で画質が一番よさそうな、オリンパスTG-5を選びました。
撮影したデータは後にレタッチアプリLightroomで調整したいのですが、RAWデータで記録できるのも、防水コンデジではオリンパスTG-5だけだったんですよね。
- 防水コンデジの中で画質が一番よさそう
- 撮影データをRAWデータで記録できる
価格は、今回比較した他のモデルより倍近く高いのですが、画質に大きく関わる2つの点を重視して私はオリンパスTG-5を購入しました。
TG-5の実写レビュー記事です。
2019.6.20追記
2019年7月、TG-5の後継機種、TG-6が発売されます。
新製品のスペックを確認したところ、大きな違いは以下の点でした。
- 「背面液晶モニターの性能が上がった」
- 「オートフォーカス方式が増えた」
- 「アートフィルターの種類が2種類増えた」より詳しく知りたい方はは、オリンパス公式サイトをご確認ください。
オリンパス Q&A(よくあるお問い合わせ)
TG-6 と TG-5 の主な違いは、以下を参照してください。
https://digital-faq.olympus.co.jp/faq/public/app/servlet/qadoc?QID=006738出展:オリンパス
TG-6の機能追加や機能向上にこだわらない方なら、TG-5で充分だと思います。
なぜならば、TG-5と、コアになる基本機能は変わりません。
TG-5の購入を検討しているなら、急いだ方がいいです!
TGシリーズは、大幅に値下がりすることは少なく、新製品が発表されても旧製品との機能差があまり大きくない場合は、旧製品が急速に市場から在庫が減って行って、たちまち売り切れてしまうことが多いからです。
今回もまさに、このパターンになっています。買うなら急ぎましょう!
まとめ
- 価格が少し高くても画質重視の方におすすめはオリンパスTG-5
- 耐久性重視で価格は安い方が良い方におすすめはニコン クールピクスW300
- とにかく価格が安い方が良い方におすすめは富士フィルム ファインピックスXP130
- 個性的なデザインと低価格を求める方におすすめはリコー WG50
水に強いカメラを手に入れたなら安心してウォーターリゾートに挑戦できます。
あわせて買いたいフローティングストラップ
時には誤って水中にカメラを落としてしまうかもしれません。そんなこと絶対ないとは言い切れないです。
でも水に浮くストラップをつけていれば安心です。万が一カメラを落としてしまっても水底までもぐって探しに行かずにすみます。
このフロートストラップはおすすめです。派手な色でよく目立ちます。
防水コンデジ4機種スペック比較表
4機種を比較した表を作りました。
商品選びの参考にお使いいただければ幸いです。
オリンパス タフ TG-5 | 富士フィルム ファインピックスXP130 | ニコン クールピクスW300 | リコー WG50 |
|
---|---|---|---|---|
水深 | 15m | 20m | 30m | 防水14mJIS保護等級8級 /JIS保護等級6級 |
落下衝撃 | 2.1m | 1.75m | 2.4m | |
レンズ開放絞り | W2.0 ~ T4.9 | F3.9/F6.2(広角) F4.9/F8.0(望遠) | F/2.8~4.9 | F3.5-5.5 |
レンズ焦点距離 (35ミリ換算) | 25~ 100mm | 28~140mm | 24~120mm | 28-140mm |
レンズ光学ズーム | 4倍 | 5倍 | 5倍 | 5倍 |
手ぶれ補正 | 手ぶれ補正あり | 3段 | 手ぶれ軽減機能あり | |
撮影距離 | 10cm~ ∞ 顕微鏡:1cm~ 0.30m | [広角]60cm~∞ [望遠]1.0m~∞ マクロ [広角]9cm~2.0m [望遠]1.0m~3.0m | 50cm~∞ マクロ 1cm~∞(広角側) | 0.5m~∞ マクロ 0.1~0.6m 1cmマクロ 0.01~0.3m (ズーム域の中間部) |
センサーサイズ | 1/2.33 | 1/2.3 | 1/2.3 | 1/2.3 |
画素数 | 1200万画素 | 1640万画素 | 1605万画素 | 1600万画素 |
モニター | 3インチ (46万ドット) | 3インチ(92万ドット) | 3インチ (92.1万ドット) | 2.7インチ (23万ドット) |
画像記録方式 | RAW jpg RAW+jpg | jpg | jpg | jpg |
連写 | 5コマ/秒 電子シャッター 20コマ/秒 | 10コマ/秒 | 7.5コマ/秒で5コマ | ー |
動画 | 3840×2160(4K) | 1920×1080 | 2160/30p(4K UHD) | 1920×1080 |
水準器 | 2軸 | |||
ISO感度 | オート ISO 100 ~ 1600まで自動 (100 ~ 12800まで 基準感度・上限感度を 変更可) マニュアル ISO 100 ~ 12800 (1/3 EVステップ) | AUTO(400) AUTO(800) AUTO(1600) ISO 100/200/400/ 800/1600/3200/ 6400 | 125-6400 | オート マニュアル (ISO 125~6400) |
シャッタースピード | 1/2 ~ 1/2000秒 (夜景モード、Aモード:最長4秒まで) | 1/4秒~1/2000秒(AUTO時) 4秒~1/2000秒 (全モード合わせて) | 1/1500~1秒 1/4000秒 (高速連写時の最高速) 25秒 (シーンモードの [比較明合成]の [星軌跡]) | 1/4000~1/4秒 (メカニカルシャッターと 電子シャッターの併用)、 最長4秒(夜景モード) |
フォーカスモード | AF(S-AF) マニュアルフォーカス(MF) 追尾AF (TR) | シングルAF コンティニュアスAF | 顔認識オート マニュアル(99点) 中央 ターゲット追尾 ターゲットファインドAF | 9点マルチ/スポット/自動追尾 |
露出制御 | iAUTO プログラムAE 絞り優先AE シーンセレクトAE 顕微鏡 | プログラムAE シーンポジション | プログラムオート シーンモード | オート 撮影モード プログラム |
露出補正 | ±2 EV(1/3 EVステップ) | -2.0EV~+2.0EV 1/3EVステップ | ±2段の範囲で1/3段刻み | ±2EV(1/3EVステップ) |
アスペクト比 | 4:3、3:2、16:9、1:1、3:4 | 4:3、3:2、16:9、1:1、3:4 | 4:3 16:9 1:1 | 4:3 16:9 1:1 |
価格(Amazon) 2018.8.2 | 50,300円 | 21,880円 | 30,639円 | 29,079円 |
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ぜひ、撮れた物をお見せいただきたい。比較用に、Fujifilm FinePix XP90をお貸しします。なお、XP90には、手振れ防止機能が付いています。
そうか、XP90持ってたんですね。
傑作撮ってきますので、ぜひ見てください(笑