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CANON EF16-35mm F4L IS USM 使用レビュー!実用的で画質の良い広角ズームレンズ

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広角レンズにこのレンズを選んだ理由は…
振り返ってみると先生の影響が大きかったです。

レンズの買い物で迷っている時、写真の先生に質問することもあるのですが、「どっちでもいいんじゃないですかあ〜」
と適当そうに回答されることもたびたび…

便利で優等生なレンズにはあまり興味がないようで、以前別ジャンルのレンズについて候補を挙げて質問した時は本当に適当そうでした‥

先生はどちらかと言うとクセの強いレンズがお好みで、中でも広角が大好き。
そんな広角レンズに一家言持つ先生が、このCANON EF16-35mm F4L IS USMについては、目をきっと見開いて大レコメンド。あの時先生の目がマジだった‥

実際、私も使ってみて
「このレンズは良いレンズだ‥」
と実感したのであります。
何が良いのか?
語ります!

EF16-35mm F4L IS USMのおすすめポイント

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CANON EF16-35mm F4L IS USMの魅力は、絶妙の実用性と扱いやすさです。

軽い

フルサイズの一眼レフ用レンズとしては比較的軽い方。
約615gとなっております。

レンズが軽いことで、撮影ポジション、撮影アングルの自由度が高まり、表現の幅が広がることが期待できます!

片手で持てる

広角レンズCANON EF16-35mm F4L IS USM

レンズが軽いので、カメラを片手でホールドすることも不可能ではありません。

片手で水平垂直を撮るのは難しい‥というかほぼ無理ですが、何とか手を伸ばして近づけるような微妙な被写体に思い切り寄って撮影できます。

結果として臨場感や切迫感を伝えたり、非日常的な視点での表現が作れるのです。

手ブレ補正付き

4.0段分の手ブレ補正があります。

ただでさえブレにくい広角レンズに手ブレ補正機能がついて鬼に金棒。
絶対ブラしたくない写真の時に頼りになります。

手ブレ補正がどう役に立つか?
暗い時、シャッタースピードが遅い時にもブレブレ写真になりにくい、ということです。

手ブレしにくいシャッタースピードは、焦点距離分の1秒と言われています。

これは例えて言うと、焦点距離16mmの時、シャッタースピード1/16秒の遅さくらいまでは、手持ちでも何とかブレないでいけるということ。

そこに4段分の手ブレ補正がつきますと、1/16÷2の4乗秒、つまり約1秒まではぎりぎり手持ちでブレずに撮れる可能性があります

1秒でブレないとはすごいです。

ブレを起こさないためには構え方や撮影ポジションの面で注意する必要がありますが、レンズに助けてもらえるのは実にありがたいですね〜。

寄れる

最短撮影距離28cmです。

28cmっていうのは、撮像素子面からの距離となります。
撮像素子が入っている場所は、カメラ本体に「Φ」のマークで示されますが、このマークの下に撮像素子(画像センサー)が入っています。

CANON EF16-35mm F4L IS USMの「Φ」マークからレンズ先端、フードの先までを測ってみると、それだけで18cm。

ということは、レンズ先端から10cm程度の距離まで被写体に近づいてしまっても、ピントが合うということなんですよね。

いや〜素晴らしいです。

これだけ寄れるとなると、ボケにくいと言われる広角レンズでも結構、背景がボケますよ

ね?結構ボケてますやろ?

作例の被写体微妙ですけど、冬季限定販売のこの柿の種withチョコレートコーティングに目がないんでやんす。

おかしのまちおかで販売分全部買い占めてしまった。
もっと食べたいので、後はネット通販だなあ。
なにしろ冬季限定で、購入できるのも今年はあとわずか。

販売終了になる前に買っておかないと。

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クリアな描写

キャノンらしいバキッとしたハッキリくっきりした色や線に写ります。

抽象的ですみませんが、ふんわりの反対というか。
ハキハキした印象の写真に仕上がるように思います。

ふだんは、ぼんやりした写真を撮ることが多いので、たまにこういうハッキリしたレンズを使うと新鮮で、気分がしゃっきりします。

フィルターも付けられる

激しい広角レンズになると、レンズが丸く膨らんじゃって、レンズ前にフィルターを付けることが不可能なものがあります。

コレとか。

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そういうレンズは描写も異次元ですが、お値段も異次元。大事に傷つけずに使いたいけど、フィルターが付けられないジレンマ・・・

といった悩みとはCANON EF16-35mm F4L IS USMは無縁です。
前に飛び出すレンズではないので、保護フィルターもPLフィルターもNDフィルターも付けることができます。

ただ、ケラレ防止のために(四隅にフィルターやフードなど異物が入り込んで写ってしまうこと)なるべく薄型のフィルターを選んだ方が安心です。

おすすめのフィルターはハクバのコレ!赤がアクセントでLレンズとの相性バツグン。

使いやすいフィルター径サイズ

CANON EF16-35mm F4L IS USMのフィルター径サイズは77mmです。

77mmというサイズを採用しているレンズは種類が多く、径サイズが同じレンズ間でフィルターを共有することができます

重ねておすすめのフィルターはハクバのコレ!赤がアクセントでLレンズとの相性バツグン。

価格も手頃

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この値段を手頃と言い切ってしまうのは適性な金銭感覚なのかどうかわかりませんが、大体実勢価格10〜11万円程度で購入できます。

EF16-35mm F4L IS USMの弱点とは?

ほんとにね、そんなに弱点はないんですが。

キヤノンはEF16-35mmについては、開放F値が通しで2.8のEF16-35mm F2.8L III USM
レンズも別に作っています。

私も、そっちを買うか、こっちを買うか散々迷いました。

EF16-35mm F2.8L III USMは、ファインダーをのぞいた時の明るさ、美しさが抜群で、それと比べるとEF16-35mm F4L IS USMのファインダー内の明るさは普通な感じです。

星の撮影をする時や、スポーツなどコンマ秒のシビアなスピードの速さが求められる場面では、F2.8Lのレンズの明るさの本領が発揮できるのだと思います。

でも星やスポーツをそうそう頻繁に撮ることがない私には、手ブレ補正がなく、値段も高いF2.8Lレンズを選ぶメリットがあまりないように思えて、F4L IS USMを選びました。

EF16-35mm F4L IS USMは使いやすいレンズですよ。

あ、そうか。あと、広角レンズの効果的な使い方を理解していないとこのレンズの美味しさを活かせないかも。
広角レンズの効果的な使い方については、次の項で説明しますね。

EF16-35mm F4L IS USM活用シチュエーション

広角レンズの最大の魅力は「寄れること」と「デフォルメ力」だと私は思っています。

その力を活かした写真を、EF16-35mm F4L IS USMを使って撮ると面白い作品に仕上がるんじゃないでしょうか。

狭い場所

狭い電車車両内

例えば、電車の中。
例えば繁華街の路上や信号待ちで。
こんな感じのボックスシートに座っている仲間を真横から撮る、みたいな時はEF16-35mm F4L IS USMは良いですよ。

狭い空間に押し込められて、人との距離が近い時に威力を発揮します。

近くにいる人を強調したいわけじゃないのに、現場の状況で距離を撮れない時、画面内に占める割合を低く出来るのが広角レンズの良いところでもあります。

広角レンズというと広大な自然風景向きか?
と思ってしまうのですが、意外と都会で、街中で活躍しちゃうんですよ。

集合写真

東京Infinityブログ写真より転載

大勢の人が参集する集合写真ではとても頼もしいこのレンズ。

特に後ろに下がる余裕が無い時、きっちり全員フレームに収めてくれるEF16-35mm F4L IS USMは頼りになります。

質感や線描写の強調

思い切り寄れることで、質感の強調ができます。

また、手前から奥に伸びる「線」や「流れ」を強調する効果もあります。

質感や、線や、流れを強調する表現が好きな方にはときめくレンズだと思います。

デフォルメでユニークな写真

広角レンズCANON EF16-35mm F4L IS USM

(※この写真自体は別レンズの24mmで撮影していますが、広角だとこういった極端なデフォルメ表現ができます。)

広角レンズの特徴は、歪みや遠近感が写真に大きく現れること

この歪みが嫌いで、広角は使わない、という人もいます。
しかし逆に、歪みや遠近感が強調されるという特性を生かしてユニークな写真に仕上げることもできるのです。

ローポジション、ローアングルから撮影して迫力を出してみたり。
2つの被写体の一方に極端に近寄って画作りの面白さで勝負してみたり。

いろいろ試してみると肉眼で見るのとは全く違う世界を作り出せてヤミツキになります。

暗い場所

おすすめポイントのところでも言いましたが、大事なことなのでもう一回説明。

IS(手ブレ補正)付きで、補正の程度は4.0段。

この機能を具体的な撮影シーンで考えてみると、どういうことか。

焦点距離分の1が、ブレにくいシャッタースピードと言われています。
焦点距離35ミリなら1/35秒以上でぶれにくい。

ここに4段分補正が付いているとなると、1/2秒くらいまでは手ブレしないだろう、ということになります。

これは心強いですね。
三脚なしの手持ちでの「手ブレさせない被写体ブレ写真」を撮ることもできますね。
表現の幅が広がる〜。

重要な被写体は真ん中に

広角レンズCANON EF16-35mm F4L IS USM

広角レンズの特徴、それは端に行くほど歪みが出ること。

例えば。
集合写真の場合、真ん中の人は縦横比率が正確に写りますが、端っこの人は横に伸びて写ります。

端の方に配置した物の形が歪んで写ります。
広角レンズCANON EF16-35mm F4L IS USM
円形のマグカップがこんな感じに歪んで写ります。(あー、作例写真の雑な背景すみません。)

美しく正確に写し止めたい被写体は必ず構図の真ん中に置くようにし、意図的に歪ませたいものは端に置くと面白い絵になります〜。

まとめ

EF16-35mm F4L IS USの魅力、伝わったかな〜?

ひょっとしたら広角レンズって、写真を始めた人がいろんなレンズを選んでいく中で、いちばん後回しになるカテゴリーなのではないでしょうか。

でも広角レンズは、その特長を知り、強みを活かした写真が撮れるようになると、いちばん写真の面白さが味わえるレンズなのではないかな?とも思います。

ぜひ、使いやすいEF16-35mm F4L IS USMで広角レンズの面白さ、味わって欲しいです。
最後に、広角撮影成功のポイントをひとこと。

「いいから寄ろう」

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ABOUT ME
ちゃんまり
東京在住・国際ポートレート協会認定プロフェッショナルポートレートフォトグラファー ご相談ご依頼はお気軽にどうぞ。

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