こんにちは、頑張ってやりたいことを見つけるより、必要とされることをやったらめっちゃ楽だったちゃんまり(@sugar_mariko)です。
私は以前「やりたいことを見つけなきゃ!」と、がんばっていました。しかしいろいろやってみた結果「特にやりたいことはない」という結論に達したので、しばらくやりたいこと探しは止めていました。
しかし、この『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本に出会ったことで、もう一度自分に向き合い「自分のやりたいこと」を突き止めてみるか‥と考えが変わりました。
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考えが変わった理由は、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の著者である八木仁平さん主催の「やりたいことを見つけるためのプログラム」が大繁盛と聞いたからです。なかなかの高額プログラムにも関わらず、申し込む方が毎月数十名もいらっしゃるんだそう!
衝撃を受けました。と同時に腑に落ちました。
私も一旦はやりたいこと探しを止めてはいたものの、心の底ではやりたいことが明確な人に憧れを持っていたからです。
「やりたいことを見つけるプログラム」の申込者は20代〜30代が中心で40代以上の方もそこそこいらっしゃるそう。
やりたいことが見つけられずに悩んでいる方は世の中にたくさんいるんだ、と気がつきました。
やりたいこと探しって、いわば自分に合った結婚相手を見つけるようなものですよね。結婚相手も自分で見つけられる人は見つけられるし、見つけられない人は見つけられない。
自分で探せない人は、結婚相談所に行くなど、人の力を借ります。相談所の値段は高額ですが、人生の幸福度を大きく左右することなので、高額な契約料を払うことも納得できますよね。
やりたいこと探しも結婚相談所に行くのも趣旨は同じだと思います。
「やりたいこと」も「結婚相手」も、見つかれば人生が充実しやる気に満ちて人生の幸福度がアップする。そんな大きな期待があるからお金をかけてもいいと思えるのでしょう。
そう考えると、やりたいことを見つけるために、お金を払ってでもやり方を習うのは当然のことかもしれません。
さて本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は1400円(税別)。たった1400円で、人生の幸福度を大きく左右する「やりたいこと」が見つかるとしたら、超コスパ良いのではないでしょうか?というわけで「お得」な情報に目がない私は飛びつきましたよ。
読んでみたところ、ぐいぐい引き込まれ、とても有益な本だと感じました。なのでこのレビュー記事では、特に印象に残ったポイントを凝縮してお伝えします。
今以下の状態で悩んでいるのなら、特におすすめですよ。
・進路に悩んでいる
・就職先をどう絞るか決められない
・転職先を真剣に考えている
・再就職先を1から練り直したい
・起業したいけどどんな分野で始めればいいかわからない
・このまま今の会社にいるべきか悩んでいる
・これから新しく趣味や生きがいを見つけたい
読めば何らかの気付き、学び、救いがあるでしょう!では早速内容を見ていきます。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』のテーマ・概要
本書のサブタイトルに「人生のモヤモヤから開放される自己理解メソッド」とあります。モヤモヤから開放されない理由は、次の3つのことが見つかっていないからなんだそうです。
すなわち
- 自分にとって大事なこと(価値観)
- 自分が得意なこと(才能)
- 自分が好きなこと(情熱)
この3つのことがわからないから、いつまでも迷い続けるのだそうです。
なるほどです。
いやー、ほんとなるほどです。わたしなんて長く生きてきたのに未だに迷い続けているのですが、確かにこの3つを明確に「コレ!」と言えていないです。
でも安心してください。『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を最後まで読んで、書いてあるワークを実践すれば、大事な3つが特定できるようになります。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の特徴
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の特徴は、読みっぱなしで終わらせないための「ワーク」にあります。
本を読んでわかった気がして、そのまま何も変わらない‥というのはよくあることです。しかし本書には、ただ読んで終了するのではなく、実際に手を動かして行動変容を促すための「ワーク」が掲載されています。ワークは5つの質問で構成されています。
ワークの例を1つ上げます。
自分の好きなことを見つけるためのワーク
「今までの人生でこれに出会って救われた!というものは何?」
自分を救ってくれたものの具体例として、以下の体験談が紹介されていました。
僕の友人には自分の生活が苦しい時期にクレジットカードのポイントをやりくりしてなんとか生き延びられたことから、クレジットカードの魅力に取り憑かれ、クレジットカード情報を整理して伝えることを仕事にしている友人もいます。
ちょっと意外な例でした。
これならば、自分にも当てはまるものが見つかりそうな気がします。そっかー、別に「カメラマン」とか「デザイナー」とか職業の名前がついてることじゃなくても「クレジットカードのポイント」でいいんだな、と気が楽になりました。
このように、よく練られたワークの質問を通して、自分の「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」が見つかる仕組みになっているのです。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の特に有益な部分
用意された質問に答えていくと「好きなこと」「大事なこと」「得意なこと」が見つかるワークが素晴らしいとお伝えしましたが、さらに巻末の30質問✕3種類が有益です。
私は本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』に、前田裕二さんの「メモの魔術」との共通点を感じました。「メモの魔術」も自己理解を深めるのに有益な書籍です。
「メモの魔術」では、巻末の通称『1,000本ノック』で1,000の質問に答えて自己理解を深めます。でも1,000の質問に答えるのって、かなりハードルが高いんです。実は私も40本くらいやったところで中断中なんです。トホホ。
その点、本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』のワークは、5質問✕3種類で15質問だけと難易度が低くなっています。巻末特典の質問に答えた場合でも、30問✕3なので合計90問です。15+90=105。全部で105問答えれば自己理解できる仕組みになっています。
1,000本ノックを挫折した人でも105問なら最後まで頑張れるのではないでしょうか。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』のイマイチな点
内容の素晴らしさと関係ないところなのですが、実は私は本書に対して不満があります。
(1)本文のフォントが細めのゴシック体で読みづらい
読み始めてすぐに「なんか読みづらいな‥」と感じて、他の本と見比べたところ、使用しているフォントが若干細めのゴシック体でした。
あとちょっとフォントを大きくするか、太くするか、明朝体なら読みやすくなると思うんですよね。
(2)重要ポイントに引かれたマーカーの青色が濃すぎる
重要で強調したいポイントにマーカーを思わせる背景色が引かれているのですが、この色が濃すぎて、文字が読みにくいんです。フォントの黒に濃い青の背景色なので、文字がすごく見にくい。ここが非常に残念です。
内容の良さとは関係がない部分なので惜しいです。でも読んでいると気になってゃって‥増販するならマジで改善して欲しいです。
老眼持ちの40代以降だと特にストレスを感じるのかも。20代30代だと気にならないかもしれません!
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』はこんな人にオススメです
さすがに、やりたいこと探しに300万円以上つぎ込んだ八木仁平さんの書いた本です。内容は濃いですしとてもよくまとまっています。
冒頭でも書きましたが、今以下のことで悩んでいる方には強くおすすめします。
- 起業したいけど何からはじめていいかわからない
- 転職したい
- 就職先を絞り込めない
- 自分に合った再就職先を見つけたい
- 昔は楽しかった仕事が今は楽しくない
- やりたいことが何もない
- やりたいことをやってるはずなのにモヤモヤする
まとめ
「やりたいことを見つけなきゃ!」って、みんなが主体的に見つけようとしはじめたのは、ここ最近のことだと思います。
封建時代は職業選択の自由なんてほぼなかったですよね。封建時代に生きる人には自分で仕事を選ぶ自由はありませんでした。もしも農奴に生まれたら領主に搾取されながら農産物を作るしかないです。
生まれた環境で自動的に与えられる仕事に就き、それを必死でこなして食べていくほかなかった。こういう環境では自分で「やりたいこと」を見つける必要なんてありません。
時は流れ現在、私たちは先人が獲得した「自由」を手にしています。しかし人間は「自由」でなかった時代が長い。だからいざ「自由」を手にしても、どう使っていいかわからないんです。
「やらねばならないことをやるしかない」には慣れてるけど「やりたいことを自由にやる」には慣れてないから、上手にできない。
あげくの果てに「自由って意外と不自由だな」と思い始めたりします。
扱い方を知らないから自由を持て余す
自由を持て余すのは、自由の扱い方を知らないからなんでしょう。自由な世界では、目的地も目的地にたどり着くための方法も、全部自分で選んで実践していいんです。
だけど多くの人がこのやり方に慣れていません。なので上手く使いこなせない。
自由を使いこなすためのノウハウが共有されていないし、自由は最近手に入ったものなので、人々の意識も変わりきってない状態です。
そこで自由を使いこなすためのガイドブックになるのが本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。この本は、今私たちが持っている自由を上手に使いこなし、自分らしい幸福な人生を送るための指南書のようなものです。
ぜひ、使いこなして、自分にぴったりの生き方を自分で選んであげてください。
思えば、私が就職活動をしていた頃は『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』のように緻密な「やりたいこと探し」や自己理解など、全くしていませんでした。
自己理解していない私の就職当時の思考回路は以下の感じでした。
・英語が使える仕事が良いな→外資系商社
・クリエイティブなことやりたいな→広告代理店
いや〜ひどいですね。願望からの会社の絞り込み方法が雑すぎますね。会社のことも自分のことも何もわかっていないことがバレバレです。こんなんではなかなか就職できないでしょう。運良く入社できて会社が合わなかったとしても、このような選び方では当たり前なんじゃないでしょうか。
今なら、就職先を探していたあの頃の私が『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』に出会っていれば‥と思わずにいられません。
でも今からでも遅くない!仕事や生き方で行き詰まったら『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』で明らかにした自己理解に立ち返ろうと思います。
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なかなか、示唆に富んだ内容です。
流石!
そこで、気になる1点
「だから迷うのか~」と呟いたあとの
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
の記述が、
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」
となっています。禁則処理を考慮したのか、それにしても
題名だから統一したほうがいいのかなーと。
しかし、世の中は思うようにいかない。
毎度、記事チェックありがとうございます!助かってますー。お読みいただきありがとうございます!この本は若者だけでなく、やはり幅広い年齢の人に刺さる内容なんだな、って再確認できました。