本レビュー

書評『捨て本』要約・レビュー(著・堀江貴文)

ちゃんまり
ちゃんまり
ビジネス本から芥川賞まで雑食的な本好きのちゃんまりです。

ホリエモンこと堀江貴文さんの「捨て本」を読みました。捨てたいのに捨てられないものがある人、変わりたいに変われない人におすすめしたい内容でしたので、サクっと紹介しますね。

捨て本 評価8/10

「捨て本」を読んだ感想

ホリエモン氏は頭の回転が早くて発言をオブラートに包まず思うことをハッキリストレートに語るので、私のような頭の回転が遅い凡人がじっくり読むと耳が痛いです。

でもそこをぐっと耐えて読み進めると
「あ〜これは有益だわ」
と感じるフレーズがちょいちょい登場して来ます。

読んで損はないというか、凡人には思いつかないことを提唱して来るので、凡人にこそ参考になるなと感じました。

論理的で合理的な内容なのですが、時々差し込まれる文学的でエモいフレーズが私のツボです。

人はそれぞれ自分にとっての川を流れている
僕もまた僕だけの川のうねりを、流れているのだ

ちゃんまり
ちゃんまり
文学的でしょ?こういう物言いが好きなんですよねw

私が堀江本に注目する理由は、このドライな合理性とエモの絶妙な融合にあります。

「捨て本」で参考になったこと

捨て本」においては「なぜ捨てた方が良いのか」を人生で直面する悩みの場面と絡めて論理的に解説するので、自分ごとに引き寄せて考えることができます。

堀江氏いわく、捨てるか捨てないかの判断基準は「面白いかどうか/刺激を感じるかどうか」にあるそうです。

この手法は大ベストセラーの『人生がときめく片づけの魔法』で言われた「手で触れてときめかないものは処分する」手法と共通しています。

面白くないもの、ときめかないものを持っていてもしょうがないっていうことなんですよね。

「捨て本」で特に気になったフレーズ

獲得の喜びと所有の喜びを混同してはいけない

このフレーズを目にしてドキッとしたから読むことにしたようなものです。

確かに獲得は喜びですが、所有は負担なんですよね。

買うことで満足してその後パッケージを開封すらしなかったことなんてよくあるし、全くそのとおりだな、うまいこと言うな〜と感心しました。

「捨て本」で共感できなかったこと

人間関係もアップデートして、考えが合わなくなったり面白くなくなったりしたらどんどん捨てていった方が良い

頭では理解しますし、それもそうだなとも思うのですが、自分にはこの生き方はちょっと出来そうにないです。

人間関係が徐々にフェードアウトすることはありそうですけど、バサッと切るのは無理だと思います。

(人間関係も)捨てられるくらいなら自分から捨てたほうがいい

どちらかというと、私は自分から捨てるより、捨てられる方が気が楽ですけどねw

常識の背景を考察して新たな仮説に導く「捨て本」の考え方はためになる

例えば制度としての「結婚」はもういらないんでない?と主張します。

その理由が

米はもう余っている

ということ。

なかなか新鮮な理由です。

でも結論にいたる論理展開が秀逸でしたので「あーそうかもしれないなあ」と納得しちゃいました。

詳細は実際に捨て本を読んでみてほしいのですが、さすがはホリエモン、と唸らされました。

  • なぜ存在するのか?
  • 長く支持されてきた理由は?
  • 今でも必要なのか?

など、守られて当然と考えられているしきたりや固定観念について、合理性を軸に、改めて存在理由や背景を考察してみるという考え方がスパッと新鮮でした。

様々な問題に応用が効くと思うので、思考停止せずにイノベーションの種をみつけたい人、ブレイクスルーしたい人は、問題や悩みにどんな合理性があるのか考えてみるといいと思います。

論理的に考えることが自分への説明になって気持ちが楽になるし、他人への説得力も増します。

「捨て本」はこんな人におすすめです

  • 学校に通ったり資格を取ったりしてからじゃないと何も始められないと思ってしまう人
  • 自分は正規のルートを通っていないからこの分野で起業するレベルにないと自信を持てない人
  • 悩んでいるけど最初の1歩が踏み出せない人
  • 会社を辞めたいのに辞められない人

日本では、物やサービスはどちらかというと過剰で、既に何かを手にしている人がほとんどです。その一方、働き方や社会のありように不満を持っている人も多く、変わりたいのに変われない人も多いように見えます。

変われないのも行動できないのも、その原因は不要なものまで持ちすぎているからかもしれません。

「捨て本」を一読すると、変化するために何から始めたら良いのか何らかの道が見えてくるはずです。

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