CANONのカメラを使っていて、めちゃくちゃ動作が遅くなったことがありませんか?
実は私はありまして。
- 高速連写の設定にしているのに、なぜか1枚しか撮影できない!
- 「BUSY」と表示されたきり、撮影データの確認もできない!
という事態に出くわしました。
なんで?なんで?なんで?
ある時私の5D mark4、連続で撮影しようとすると「BUSY」と表示されて、遅すぎて使い物にならない状態となっていました。
壊れたのかな?と心配になり、サービスセンターに持っていくしかないか?と鬱々としていましたが、その必要はありませんでした。
とある設定を変えたらすぐに直ったのです。
その設定とは何か?
デジタルレンズオプティマイザーです。
5D mark4で次のような症状が出て上手く使えない時は、今回ご紹介するデジタルレンズオプティマイザーの設定を見直してみてください。
- なぜか遅い
- どうも動作がおかしい
- 高速連写設定したのに1枚しか撮れない
- 確認用の撮影データも表示されない
- 撮影後BUSYと表示される
デジタルレンズオプティマイザーとは
DLOと略す場合もあります。デジタルレンズオプティマイザーはDegital Lens Optimizerです。日本語にすると「デジタルレンズ最適化」です。
レンズは構造上、ゆがみが出たり周辺の光量が落ちたりします。レンズの中心と周辺では厚みが異なるので、やむを得ないです。しかし科学技術の進歩はめざましく、こうしたゆがみや周辺光量落ちの問題もソフトのデジタル処理で修正することに成功しました。
この補正技術がデジタルレンズオプティマイザー。
デジタルレンズオプティマイザーは便利な技術ですが、実行させるとカメラの処理スピードがめっちゃ遅くなります。
デジタルレンズオプティマイザーをオフにする方
5D mark4でデジタルレンズオプティマイザーを調整する場合は「menu」からの操作します。
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手順1まずmenuに入るmenuボタンからmenuに入り、カメラマークタブの1画面目にある「レンズ光学補正」を選択します
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手順2レンズ光学補正メニューに入る
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手順3デジタルレンズオプティマイザ『しない』にする
コレで完了です。
この部分をいじっただけで一秒間に7コマ撮れる高速連写が復活しました。
レンズ補正はパソコンで作業するのがおすすめ
レンズの光学上のゆがみ補正を担う、デジタルレンズオプティマイザーの機能はカメラ内で実行しない方がいいですよ!
撮影データをパソコンに取り込んだ後からでも、ソフトで補正処理できます。
ソフト上で処理する方が断然おすすめです。
撮影時は撮ることだけに集中し、どんどん枚数を多く撮って行く方が、撮れ高が稼げます。撮影チャンスはなるべく逃さないようにしましょう!
レンズデータのゆがみ補正なんて、現場でやらずに、帰ってからやる方が良いです。
レンズデータの補正に使えるソフト
キヤノン純正のDigital Photo Professional 4やAdobeのLightroomで補正することができます。
私はLightroomを使っています。Digital Photo Professional 4はキヤノンユーザーなら無料で使えるので敷居が低いのですが、動作が遅いのが欠点です。
せっかちな人にはLightroomがおすすめです。
レンズデータの補正以外にも、Lightroomには純正ソフトが持たない便利な機能、優れた機能がありますし、何より動作が速いのがありがたい。
まとめ
書き込みスピードが遅いとなると、ついつい記録媒体のSDカードやコンパクトフラッシュカードに原因があるのでは?と疑いたくなりますが、今回については濡れ衣でした。
サービスセンターにトラブル対応を求めるカスタマーは
「何もしてないのに突然こうなった」
と言ったりしますが、何もしてないのに何かが起きることってないんですよね〜。
間違いなく自分で「何か」してます。
でも人は忘れちゃうんですよね、「何かした」ことを。
人間は忘れるように設計されているのでしかたがないことではあります。インプットする情報も膨大ですし、重要でないデータは溜め込まずどんどん廃棄して行かないと次の情報が処理できません。
デジタルレンズオプティマイザー「オン」にする操作も自動的にオンになっているわけはなく、カメラオーナーが自分の意志でやってるはずなんですが、その記憶がきれいさっぱり消えているんですよね、なぜか。不思議です…