こんにちは、キヤノンカメラ使用歴7年のちゃんまり(@sugar_mariko)です。
キヤノンの小型ミラーレスカメラEOS Kiss M2を買ってから約1年。使いこんだからわかる良い点・悪い点を記事にまとめました。
EOS Kiss M2をひと言で表現すると、燃費が良くて使いやすいコンパクトカーのようなカメラです。車に例えるならホンダ「フィット」か日産「ノート」といったところでしょう。信頼できる使いやすいカメラです。
・軽いミラーレスカメラが欲しい
・新しくて手頃なミラーレスカメラが欲しい
・スマホより本格的な写真を撮ってみたい
・レンズ交換できるカメラが欲しい
なんて人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.EOS Kiss M2を購入したきっかけ
手短に、私がEOS Kiss M2を購入したきっかけをお伝えします。
1-1.購入前の困りごと
私は、「軽く小さくて使えるカメラ」を必要としていました。
ガチの撮影用に一眼レフカメラは持ってるけど、大きくて重いから、日常ではあんまり使いたくない。ふだん使いにもっと軽くて小さいカメラが欲しいな。
で、その後に考えたことです。
センサーサイズ※が小さいAPSCのカメラなら小さくて軽い。そして一眼レフよりミラーレスの方が軽い。(センサーはデジタルカメラの最重要部品です)
よし、「APSC」の「ミラーレスカメラ」を買おう。
「APSC」の「ミラーレスカメラ」を買うことに決めて、カメラ本体+レンズ一式をリーズナブルに揃えられる機種を選んだら、キヤノンのEOS Kiss M2になりました。
まあ、もともとキヤノンユーザでキヤノンの操作方法に慣れていて対応レンズも多く保有している、っていうのも大きいんですけどね。
とはいえ、他メーカーのカメラも検討しました。
などなど。評判がいいし、それぞれ独自の強みがあるんですよね。が、最終的にはEOS Kiss M2を選びました。理由はコスパです。カメラそれぞれユニークな個性を持っていますが、総合すると似たり寄ったりというか、優劣つけがたいわけです。じゃあ能力が同程度なんだったら、割安な方にしよ。ということでKiss M2に決めました。
2.EOS Kiss M2があると体験できること
EOS Kiss M2のおかげで、暮らしの中の写真体験が向上しています。準・スマホ感覚で気軽に持ち歩けるからです。例を上げると以下の場面で役立っています。
2-1.趣味の写真の撮れ高が増える
私の趣味はふと見かけた光景をスナップ撮影することです。手元にEOS Kiss M2があると、「お、いいな」と感じた光景を、好きな味わいで写真に残せる確率が上がります。
スマホでも撮るんですけど、カメラの方が「道具を使ってる」感じがして
職人気質が刺激されるんです(笑)
カメラのゴツゴツした手触りには、「手で触る」快感がありますね。
2-2.ブログやSNSの写真の質がよくなる
EOS Kiss M2なら、カメラならではの凝った撮影ができるので、写真の質が上がります。
スマホとは違う空気感で撮れますよね。で、写真がいいとブログやSNSでのアピール度も高まります。
凝った撮影とは
・最適なレンズを使った撮影
・スローシャッターの撮影
・絞り開放の撮影
といったものです。
2-3.大きなサイズに出力できる高画素数
EOS Kiss M2の有効画素数は約2410万画素です。といっても、だからなんなの?という感じですよね。ちなみに2410万画素は、なかなかの高画素です。
画素数が高いと良いのは「大きなサイズにプリントできる」ことでしょう。
2410万画素あれば、A2くらいの大きなサイズのプリントもきれいに出せます。A2サイズのプリントって、写真展ではよく使われるサイズのひとつです。
このように画素数が高いと、アウトプットの可能性が広げられるんです。
3.EOS Kiss M2の超優良な点3選
ではつづいて、実際に使って感じたEOS Kiss M2の優良点を3つ、ご紹介します。
3-1.ファインダーが見やすくて老眼でも安心
EOS Kiss M2にはファインダーがついています。
↓これですね。
この小さい窓をのぞいてこの中に見える画像をもとに、構図・フレーミングを決めて、写真を撮るわけです。このファインダーがとても見やすいんですよ〜。老眼の私でも、本当に。
老眼だと悲しいことに、背面モニターでは近すぎて、自分の眼のピントが合いません。で、どうするかと言うと、自分の眼力はもうあてにせずカメラのAFを信じて、えいやで撮るんです(笑)
しかしファインダーの中は、老眼の私でもはっきり見えて、自分の眼でピントや構図を確認して撮れるんですね。はあ〜ありがたい。
3-2.ファインダー内の明るさが調整できる
EOS Kiss M2はファインダー内の明るさを5段階に調整できます。で、私は、いちばん明るい「レベル5」にしています。マックス明るいレベル5だと、もう本当にくっきりはっきりです(喜)
3-3.ファインダー見つつのAFポイント変更が超ラク
EOS Kiss M2は、ファインダーをのぞきながらでもAFポイント(オートフォーカスのポイント)を変更できるのが、超・超・超便利です。
ファインダーをのぞきながら背面液晶をぺッとタッチすると、そこにピントが合います。この機能が「タッチ&ドラッグAF」で、本当に素晴らしいです。なぜなら老眼の救世主だから(笑)。
老眼の人は、ファインダーとタッチ&ドラッグAFの力を使えば、自分の思い通りの位置にピントを合わせられます。
このタッチ&ドラッグAFは、数年前のミラーレスカメラには備わっていませんでした。新しいカメラはやっぱり使いやすく進化してるんです。
EOS Kiss M2スゲ〜!と思ったことがファインダー周りに集中してますね。
4.EOS Kiss M2のなかなか良い点5選
つづいてEOS Kiss M2の「意外と良かったところ」です。地味で細かい内容ですが、こういうところが良くなってるとストレスがたまらなくて使いやすいんです。
4-1.小さく軽くなっている
過去製品に比べて、EOS Kiss M2のボディが軽く小さく薄くなっています。軽い方が断然楽に使えるから嬉しいです。
携行品が軽いと「あと10分だけ粘ろう」「もう少し先まで行ってみよう」って頑張りが効くんですよね。軽さは写真の質に影響します。大事です。
(※ちなみに比較している過去製品は、2015年発売のEOS M3です。)
薄く軽く小さいことは大きなメリットです!
小型ですが、グリップ部分はちょうどよい深さです。なので片手でぐっとつかみやすい。この使い勝手の良さは、EOS Kiss Mシリーズの大きな魅力です。
ここは変えずにいてくれて良かった〜
4-2.RAW画像をカメラ内で加工できる
EOS Kiss M2は、RAW画像をカメラ内で加工できるところが便利です。写真画像の種類には以下2つがありますが、編集して自分好みに変えたいなら、RAWで撮影するのがいいです。
・jpg→画像加工を繰り返すと画質が落ちる
・RAW画像→いろいろ加工しても画質が低下しない
RAW画像の編集、通常はパソコンで画像編集ソフトを使わないとできないです。でも、EOS Kiss M2はカメラ内でカンタンなRAW画像の現像・編集ができるんですよね。急いでいるときちちゃっとRAW画像を加工できるの便利です。
4-3.ツマミが回しやすい
EOS Kiss M2は、カメラ表面についてるツマミが回しやすいです。
このカメラ前面の電子ダイヤルとか、モードダイヤルとか。回しやすいんですよ。
全く地味でスペック表には絶対書かれないことですよね。でも撮影時の効率を良くしたり、モチベーションを上げたりする上で、こういうところ重要です。
4-4. メニューを拡大表示できる
出ました、老眼に優しい機能、「拡大表示」。EOS Kiss M2は、メニュー画面を拡大して表示できます。操作も簡単です。指2本でダブルタップするだけ。
4-5.マニュアルが薄い
EOS Kiss M2のマニュアル総ページ数は28ページ。めっちゃ薄いです。もっと詳しいマニュアルが見たければこちらのキヤノンのWEBから見られます。→https://cam.start.canon/C007/
同梱するマニュアルは必要最小限にしてコストを抑え、販売価格が高くならないようにしてくれたのかもしれないですね。
5.EOS Kiss M2のイマイチな点3選
では続きまして、EOS Kiss M2を実際に使って、ここはちょっとイマイチだな〜と感じた部分をご紹介します。
5-1.モニターがよく真っ暗になる
EOS Kiss M2を使っていると、ちょいちょい背面モニターが真っ暗になるんです。
最初は「ん?なんだこの現象?」と違和感を感じていましたが、使っているうちに原因が判明しました。
ファインダーの手前を指先などでさえぎると、背面モニターが暗くなるのです。これはおそらく、電力消費を抑えるための設計なんだと思います。以下のような設計になっていて、モニターが暗くなるんじゃないでしょうか‥
ハッ!ファインダーの前に何かある!
ということは、今ファインダーに目をつけて見ている状態だよね?
ファインダー見てるなら背面モニターは見ないよね〜?
モニターを消して、バッテリー消費を節約してあげるね!
っていうような発想なんだと思います。確かに、ファインダーを見ている時は背面モニターは見ていません。
でもね、背面モニターのメニュー画面を操作している時に、ふっとファインダーの前に指が行くことって、ちょくちょくあるんですよね。無意識に。
そんな時に、急にメニュー画面が真っ暗になるとかなり不便です。この点についてだけは、ぜひともファームウェアのアップデートなどで改善して欲しいなあ。
5-2.合焦音が大きすぎる
EOS Kiss M2の合焦音が大きいんですよ〜。合焦音とは、ピントが合った時に「ピントが合いました!」と教えてくれる音のこと。音でピンとがわかるのは便利なんですけど、EOS Kiss M2の合焦音は大きすぎる。
本当に音が大きいんです‥
こういうのって、カタログスペックを見てもわからないですよね〜。手持ちの他のカメラと比べても、音大きくて悲しい‥
設定で全く音が出ないようにはできます。でも、そうじゃないんだな〜。
ピントが合ったことは、ピント枠が緑になることで判断できます。だけど合焦したことを、できれば目だけでなく耳でもでも確認したいんですよね。ちょうどいいボリュームの合焦音で知らせてくれるのがベストなんです。無音ではなくね。どうして以前のとおりにしてくれなかったのかな‥。
今からでもファームウェアアップデートで修正して欲しいです。
5-3.露出補正に慣れが必要
私には、EOS Kiss M2での露出補正は少し慣れが必要でした。(露出補正とは明るさを整えることで、こちらの記事で解説してます。)
EOS Kiss M2で露出補正するには、次の2つの方法があります。
カメラ背面右側のリングボタン上部の「+−」を押してカメラ前側の電子ダイヤルをグリグリ回して調整
調整と確定の操作が必要になるので、そこはちょっと面倒ですね。慣れていないと、つい「確定」を忘れて、ぐりぐり〜っと回しすぎて露出補正し過ぎてしまいます。
6.EOS Kiss M2はどんな人におすすめ?
EOS Kiss M2のメリットもデメリットも把握したところで、どんな人におすすめできるか考えてみました。
↓カメラを買う目的が以下にあてはまるのなら、EOS Kiss M2は満足できるカメラだと思います!
スマホしか使ったことないけど‥
軽いカメラで気合を入れて動物を大きく撮りたい
軽いカメラで子どもや人を可愛くきれいに撮りたい
花を雰囲気たっぷりに撮りたい
料理を美味しそうに、物をかっこよく撮りたい
気合を入れてブログの写真を撮りたい
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被写体にあわせてレンズ交換して写真を撮りたい
重いカメラ疲れた‥高コスパの軽いミラーレスカメラ使いたい
EOS Kiss M2主スペック
EOS Kiss M2の主スペックです。
カメラタイプ | ミラーレス |
画素数 | 2410万画素(有効画素数) 2580万画素(総画素) |
センサー種類 | APS-C |
液晶モニター | 3型104万ドット |
ファインダー形式 | カラー電子ビューファインダー 0.39型236万ドット 明るさ5段階 |
使用電池 | LP-E12 |
重量 | 351g |
本体サイズ | 116.3✕88.1✕58.7mm |
公式サイト | キヤノン>EOS Kiss M2 |
7.まとめとEOS Kiss M2と一緒に使うと楽しいレンズの紹介
ミラーレスカメラEOS Kiss M2を半年以上使って感じた良い点とイマイチな点をお伝えしました。特徴をまとめると、EOS Kiss M2はこんなカメラ。
良い点
■ ファインダーが見やすくて老眼でも安心
■ ファインダー内の明るさが調整できる
■ ファインダー内でAFポイントを簡単に移動できる
■ 小さく軽く薄い
■ RAW画像をカメラ内で加工できる
■ ツマミが回しやすい
■ メニューを拡大表示できる
■ マニュアルが薄い
イマイチな点
■ モニターがよく真っ暗になる
■ 合焦音が大きすぎる
■ 露出補正に慣れが必要
ちなみにEOS Kiss M2と一緒に使いたいおすすめレンズを厳選してこちらの記事で紹介してます。Kiss M2を検討されているなら、ぜひあわせてお読みください。
ハッピーな写真ライフをお送りくださいね〜
kissを購入されたのですね。私は、相変わらず悩み中(笑)
中々踏ん切りがつかない。
そうです、そうです。kiss M2を買いました。小型カメラはやっぱり便利で持ち出しやすいです。お悩みは買うかどうかですか?どれにしようか、ですか?
どれを購入するか
フルサイズもいいのですが、重いのが懸念点で
今の候補は、kissM2かM6M2で、どのレンズを買うか?
この正月で決めたいと思う。
絶賛お悩み中の頃でしょうか?「何を買うか?」の悩みは、悩むのも楽しいものですよね^^悩め悩め〜ホホホ
悩み疲れて、フラフラになり、ついポチっとしちゃいました(笑)
買っちゃったんですね!おめでとうございます!楽しみましょう^^