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書評『「言葉にできる」は武器になる。』要約・レビュー(著・梅田 悟司)

書籍「言葉にできるは武器になる」
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書籍「言葉にできるは武器になる」

「言葉にできる」は武器になる。

痺れるタイトルですよね。

私はブログを毎日更新すると宣言したり、WEBを作ったりしているくらいだから、言葉には元来興味があるし、グッとくる文章を紡ぎだしたいものだと日頃から渇望しているわけです。そんなところにこの本、このタイトル。刺さりまくりました。

同じように感じた方が大勢いたようで、図書館でリクエストしてもなかなか手元に来ず、半年くらい待ちましたかね。人気本なので、私の後にもすぐ借りたがっている人が待っており、2週間きっちりで返却しないといけません。急いで内容をまとめました。

すぐ実践できるよう、まとめた!「言葉にできる力」を手に入れる方法

自分用に徹底的にまとめましたが、他の人が読んでも役に立つと思います。時間がない人は私の記事を読んで参考にしてくださいね。

考えていないことは言葉にできない。

「言葉にできない」ということは、要するに、考えていないから言葉にできないのだ、ということです。

とはいえ、言葉にできない人も誰しも全く何も考えていないわけではなく、考え自体は持っています。ただその「考え」はかなり原始的で野蛮で、ブラッシュアップされておらず、解像度が低いため、伝わる力が弱い状態なのです。

でも、大丈夫。考える力を磨く訓練法があるんです。訓練の通り実践すれば一生モノの「言葉にできる力」が身に着くのです。

(1)言葉を武器にするための訓練その1。「考えること」自体を磨く。

とにかく紙に書いて出す。

考えを深めたいテーマを決めたら、そのテーマについて、考えをどんどん紙に書いていく。紙の大きさはA4くらいが望ましいがスペース的にキツイなら付箋でもいい。

大事なのは1枚につき1考えということ。

私だったら、A4の失敗コピーの裏紙を半分に切ったA5の紙がちょうどいいかな。紙1枚につき1ワード。なるべく大きい時で書く。

考えの山のグルーピングをする。

「考え」が出尽くしたら、グループ化できそうなものをまとめていき、数の多い順に左から右に向かってまとめたグループを並べる。スペースを食う作業なので、でかいテーブルとか、床などで作業する。

左から右への並べが済んだら、次はグループ内で重要度別に並び替える。強い方が上。

終わったらグループに名前をつける。名前をつけると、派生してさらに考えが生まれる可能性がある。

命名まですんだら寝かせる

寝かせる期間はだいたい2、3日。寝かせたことで「セレンディピティ」を掴めるかもしれない。セレディピティは、本来追求したいていたこととは違う成果を偶然見つけること。
例えば、携帯電話を探していて、これまたしばらく行方不明になっていて探しても見当たらずにいた時計を偶然見つけるとか。でも、これって全くの偶然ではなくて、事前に充分、脳の中で熟成して、叩き込んでおくと、その件に関してのアンテナが立つようになって、それ以前だったら見逃していたことに意識が向くようになるということなんだって。

真逆を考えてみる

常識に縛られずに、考えを広げるために役に立つ。

別の視点で考える

別の人になったつもりで考えてみるということ。これも考えの幅をひろげたり、深めて解像度を上げるのに役立つ。

(2)言葉を武器にするための訓練その2。誰もが中学校の時、教科書で習っている「言葉の型」を使う。

言葉の扱い方についての方法は、実は中学生の時に習っている、と書いてありました。読んでみると確かに教科書に書いてあったかも。

例えを使う。比喩、擬人化

この方法を使う時に役立つのが、自分の周りにある単語に注目すること。よくある言い回しを、その業界特有の言葉に置き換えると、伝わり方はグッと強くなる。

反復

大事なことは反復するんですね。例としては、「好きです。誰よりもあなたが好きです。」

私の実生活で言うと「肩甲骨、肩甲骨、肩甲骨。大事なことだから3回言います」が印象に残ってるなあ。背中の筋肉トレーニング、「デッドリフト」を行う時の極意です。

ギャップを使う。

「伝え方が9割」でもこの手法が紹介されていたことを思い出しました。本当に言いたいこととはあえて逆のことを先に言う手法。例えば、「私はもう都会のスーパーで買うイカが食べられなくなった。その漁師がさばいた獲れたてのイカの美味さを知ってしまってからは。」とか。

断言する

「◯◯したいと思います」というよくある語尾は禁止!すごく弱くなる。弱い印象を与える。

話すように書く。

話すように書くためには、書いたものを音読してみる習慣をつけると良い。音読すると、どこが伝わりにくか、見えてくる。

(3)言葉を武器にするための訓練その3。さらに表現をブラッシュアップする4つの方法。

伝える人を一人想定して、その人に伝わることを目標に書く。

「平均的な人」と言う人は存在しない。「この人に伝わるように書こう!」と具体的な人を思い浮かべて言葉を考えると、結果として大勢の人に届きやすくなることがある。

常套句を使わない

深く考えずに「いつもお世話になっております」みたいな言葉を使っていると、どんどん鈍くなって思考停止になっていく。挨拶をつけるなら、相手との共通体験に基づいたユニークなものにするべき。たとえば、「先日の会合は有意義でしたね」とか。

削る。 重複は削り、同じ意味の言葉は違う言い回しに変える。

この時、類語辞典が役に立つ。類語辞典はすぐ思い立った時に使えるよう、オフラインでも使えるよう、有料のソフトを全部のパソコンに入れておく。

動詞を見直す

日本語の構造的に、その文の本質というものは「動詞」の部分に宿っている。だから、この部分を工夫するとガラッと効果が変わる。

例えば。「全速力で走った」→疾走した。ひた走った。かっ飛ばした。がむしゃらに走った。 など。

声に出して読む

一旦自分で書いたものを声に出して読んでみると、文章の持っているリズムがわかってくる。リズムがよければスッと頭に入ってきて、よく伝わる。

本の中で紹介されていた良いことの中から、実践してみよう!リスト。

類語辞典のソフトウェアを購入してインストールする。

著者は違う言い回しを探す必要がある時、類語辞典を使っているそうです。私もこれまで、ある言葉の違う言い回しを見つけるのに苦労してきました。そうか、有料の類語辞典ソフトを入れればいいのね。と気づきました。

自分なりの似て非なる言葉リストを作成する。

例:知識と知恵は違う、評価と評判は違う。普段から言葉と真剣に向き合っていないと、とっさに例が思い浮かばないけど、作ったら面白そうなので、頭の片隅にいれておきます。

紙に書き出し、からの並べ替え。

考えを整理するテーマ、課題の例として上がっていた「どのように生きたいか」について、「紙に書き出し」近日中にやってみます。

日頃から例えを考えておく

「例え」って、急に出そうと思っても出てこなかった。普段から、「例えるなら」を考えるようにしておけば、もっとすぐに思いつけるようになるのではないかと思います。

ABOUT ME
ちゃんまり
東京在住・国際ポートレート協会認定プロフェッショナルポートレートフォトグラファー ご相談ご依頼はお気軽にどうぞ。

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