このたび、鎌倉・極楽寺の写真と暮らしを楽しむ提案満載のおしゃれなお店「アトリエピッコロ Atelier Piccolo」に、再び行ってきました。(前回アトリエピッコロに行ったときのレポートはこちら)
今回の目的は、新発売の「アルプスパンチ!」「なついろパンチ!」2つの特殊装飾系レンズフィルターを試してみることです。
それと、アトリエピッコロ製のポチ袋の在庫が尽きたので、補充の買い物もしたいな‥という目的もありました。
鎌倉極楽寺・写真と暮らしのお店アトリエピッコロに再訪
鎌倉極楽寺・写真と暮らしのお店アトリエピッコロに再訪しました。
さて、今回アトリエピッコロに遊びに行った理由は、ピッコロ店主鈴木さや香さんがプロデュースした新発売フィルターのチェックです。どんな写り心地なんでしょうか〜。ワクワク。
加工フィルター・パンチシリーズの種類は2つ
新発売のフィルターは、フィルター専業メーカーであるマルミ工機が作っていて、以下の2種類があります。
アルプスパンチ!となついろパンチ!の2種類です。桃色っぽいのがアルプスパンチフィルター、青っぽいのがなついろパンチフィルターです。
アルプスパンチ!となついろパンチ!はどう違うの?
名前の印象だけでは、どんなフィルターなのかちょっとわかりづらいかも‥。今回実際に自分でフィルターを使い、解説もしてもらって、各フィルターの特徴をつかめました。
アルプスパンチフィルターの特徴は緑っぽくなること
アルプスパンチフィルターの特徴は、使うと写真が「緑色っぽくなる」ことでした。
「アルプス」フィルター命名の由来は、山の「アルプス」から来ているそうです。
山道を歩くと緑がいっぱいあるからですかね〜。
とにかく、「アルプスパンチフィルターを使うと写真が緑がかって見える」と、私は覚えました。
なついろパンチフィルターの特徴は青っぽくなること
一方、なついろパンチフィルターの特徴は、使うと写真が「青っぽくなること」です。
そして「なついろ」の「なつ」は、「夏」ではなく「懐かしい(なつかしい)」のなつなんだそうです。
夏いろではなく、懐いろですよ〜
とにかく、「なついろパンチフィルターを使うと写真が青っぽくなる」と覚えることにしました。
極楽寺+パンチフィルターで撮ったスナップ写真
つづいては、実際にパンチフィルターを使うとどんな写真が撮れるのか?をお伝えします。
私は、パンチ!シリーズフィルタをお借りして、ピッコロから歩ける範囲をあれこれスナップ撮影して回りました。それでは、私が撮った画像を見てください。
アルプスパンチフィルターで撮った写真
以下2枚はアルプスパンチフィルターで撮った写真です。
使用したカメラとレンズは、以下の組み合わせです。
・カメラ:EOS Kiss M2(Kiss M2カメラレビュー記事はこちら)
・レンズ:シグマ 30mm (シグマ 30mmレンズレビュー記事はこちら)
アトリエ・ピッコロからもほど近い極楽寺の境内で、今を盛りと咲き誇る八重桜を撮影しました。
↑アルプスパンチ!フィルター、なかなかいいですね!懐かしい感じが出ています。確かに解像度は落ちて、ピントも曖昧になっていますが、そこがいい味です。水彩画のような雰囲気になるんですね。
水たまりに落ちた花びらを撮ってみました。キラキラボケて、美しい〜。彩度が落ちるのもよいですね。鎌倉・極楽寺の雰囲気に合っています。
続いてなついろパンチ!フィルターで撮った写真を。
なついろパンチフィルターで撮った写真
以下2枚は、なついろパンチフィルターで撮った写真になります。
アトリエピッコロから歩いて行って、一番速くたどりつける近くの海で撮りました。
ぱきっとしていない(語彙力‥汗)懐かしさを感じる青みがプラスされていますね!これは素敵です♡
少しだけ雲が浮かんだ空と海と砂浜の写真を撮りました。何でしょうか、このシャープさのなさ!ピントのピークを追い求める写真との対局にある写真ですね〜。
目に見える光景とは、また違う世界が現れます。‥幻想的というか、異空間というか、でもどこか懐かしさもあるという。
いやあ、‥独特の世界観を作ってくれますねえ、なついろパンチ!フィルターは。確かに『懐かしい』感じがします。
パンチ!フィルターを使った撮影の感想
アルプスパンチ!となついろパンチ!を使った写真いかがでしたか?どのように感じられたでしょうか?
最新機材で撮った写真とは思えないよ!でもこれが令和の『最新』センスなのかも〜!
私はアルプスパンチ!となついろパンチ!2つのフィルターを使ってみて、以下のように感じました。
アルプスパンチ!となついろパンチ!の感想
1.なにしろ色が面白くなる
2.ふわっとやわらかくなる
3.想定外の変化が楽しい
4.工夫のしがいがある
5.家で例えるなら古民家のような、昭和っぽい味わいが生まれる
6.センスがよくオシャレに見える
コントラストは低くなるし、ピントは合わなくなります。シャープな写りの良さを追求する価値観とは正反対のフィルターです‥。
だけど、なんかワクワクするんですよね。こんな風に撮れるの、私は結構好きです。色や彩度が歪む感じが面白いです。何でこうなるのかわからないけど、気に入りました。
ということで、私はアルプスパンチ!もなついろパンチ!も気に入ったので両方買うことに決めました。
いろいろな被写体や現場、機材で試してみたいと思います。きっと可愛くて、ちょっと不思議でエモい写真が撮れるはず。
期待が膨らむ〜!
パンチフィルターの使いこなし方と注意点
パンチフィルターを楽しく使いこなすために、気をつけることと注意点を教えてもらいました。
ホワイトバランスを細かく切り替える
初めに覚えておきたいのは、カメラの「ホワイトバランス」をいろいろ切り替えて撮ってみる、ということです。
アルプスパンチ、なついろパンチを使うことで緑っぽくなったり青っぽくなったりするわけですが、その下の「ホワイトバランス」を切り替えることで、出てくる写真の色が大きく変わります。
特にふだんAWB(オートホワイトバランス)で撮ることが多い方は、晴天、曇、日陰など、いろいろなホワイトバランスにちまちま切り替えて撮ってみると、その変化の幅に「おおおうっ!」と驚かされると思います。
ホワイトバランスの切り替えはオートモードではできないので、Pモード、AVモード、TVモード、Mモードなどのマニュアルモードにしてから切り替えてみてくださいね。
逆光は積極的に取り入れよう
アルプスパンチ、なついろパンチを使って、逆光状態で撮影するとフレアやゴーストがいっぱい出ます。
上の写真は、全体的に白っぽくかすんだ感じになっていますね。これがフレアです。また、緑色や紫色の丸いボケたものが写っていますね。これがゴーストです。
このフレアやゴーストが盛大に出る状態が、オールドレンズを使っているみたいで面白いです。
なので、「あ、ここ逆光だ!」と発見したらぜひ絞り値を絞り気味にして撮ってみましょう。フレアやゴーストが出るのが面白くて、もっといろんな逆光を探しに行きたくなります。
使いすぎ注意
アルプスパンチ、なついろパンチは面白いので、使い始めると毎度毎度使ってしまいがちです。でも、そこはぐっとこらえて、あえて使わない時も作りましょう。
やっぱりインパクトの強いものは、飽きるのも早いですからね‥。長く使い続けるために、あえて使わないことも大事です。
人・食べ物に使うのは注意
まだ私は試したことがないのですが、アルプスパンチ、なついろパンチを人や食べ物に使うのは注意が必要そうです。
緑がかったり青っぽくなったりするので、人の肌や食べ物は不自然で不健康になってしまう可能性があります。
自然にするには、ホワイトバランスの調整で赤みを足したりするのが良いのかも。ちょっと難しそうなので、まだ私は試していません。今度実験して、人や食べ物に使うときの勝ちパターンが発見できたらお知らせしますね。
最後に
鎌倉・極楽寺のアトリエピッコロで、アルプスパンチ/なついろパンチフィルターを試して撮影した体験レポートをお送りしました。アトリエピッコロは可愛くて楽しいものがいっぱいあるので、ぜひ休日に遊びに行ってみてください。
あ、そうそう私は必需品のポチ袋もゲットして、ホクホクで帰路につきました。ちょっとしたお礼を渡したい時なんかにアトリエピッコロのポチ袋はめちゃくちゃ使い勝手がいいです。
おまけ情報・ピッコロ近くのラーメン屋さん「盛華園」定休日に注意
アトリエピッコロ近くに盛華園という昔ながらのラーメン屋さんがあって、ピッコロのお客さんにも人気です。しかしうっかり定休日に重なると悲劇なので注意。
ピッコロ近くの中華料理店・盛華園の定休日は火曜日と第1月曜です。
ラーメン屋さんの定休日にあたったら、別のお店に行きましょう。ピッコロ近くのスリランカカレーのお店もおしゃれでおいしいです。
↓こんなすてきなワンプレート・カレーが食べられます。自然で優しいお味のカレーです。
つけあわせの野菜たっぷり、サラサラ系のカレーです。
アルプスパンチ、なついろパンチの作例は、こちらの庭園美術館を撮影した記事でも、ご紹介しています。ぜひ合わせてチェックしてくださいね。
前回、アトリエピッコロを訪問したときの記事はこちらです。