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写真家の青山裕企さんと川島小鳥さんのトークイベント「ぼくらが写真を撮る理由」@高円寺に行って来た。

1月28日(日)ぼくらが写真を撮る理由 〜同世代写真家対談!青山裕企と川島小鳥が飲みながら写真とか写真とか色々しゃべる夜〜 というトークイベントに行って来ました。

Photographer’s Talk Live #3ということなので、第三回目のようです。同世代ということですが、お二人は大体アラフォーくらいの世代なのかな。人を撮ることが多い、というのが共通点かな。女性アイドルを撮る仕事もたくさんなさっています。

川島小鳥さんは、「ああ〜これこれ、こういう写真が撮りたかったの!」と地団駄踏んでバタバタしたくなるような、エモい写真を撮る方。私は川島さんが学生の頃に撮影した作品をまとめた「BabyBaby」という写真集を見たあと、衝撃を受けて、しばらく写真を撮るのが嫌になっていました。被写体は若いかわいらしい女の子なんだけど、作り出す世界が独特の不思議さと普通でなさを持っていて、しばし放心、みたいな。

あんまり人前に出て来てくれない(私が知らないだけかな?)のでこの対談はとっても貴重!いそいそ出かけました。

青山さんは、写真家としては他の人がやらないようなこと、他の人が目をつけないようなことをやる人、というイメージ。サラリーマンにジャンプさせて撮る「ソラリーマン」シリーズが有名。

飲みながらしゃべる、ということでまずは乾杯。

左が青山さん、右が川島さんです。

登壇者達はトータル5杯くらいレモンサワー飲んでましたかね。。。

最近どう? 熱海に部屋を借りた。 (小鳥)

8畳のたたみの部屋だそうです。
東京にも家はあるけど、写真のクオリティとか、メンタルとか、万全の体制で撮りたいのでこちらにも拠点を作ったとのこと。

熱海があるということで、気持ちが楽になる。

でも熱海ってなんか川島さんに似合ってるな。

「熱海があるということで、気持ちが楽になる。」だなんて、小鳥さんのような才能溢れる写真家の人でも、撮影を続けていく中で苦しむことがあるんですねえ。。

スリランカにアーユルヴェーダ行った
川島小鳥

これも、遊びにいったというよりは、ケアのために行かれたそうです。心身のメンテナンスにはお金は惜しまないみたいですね。あと、距離も関係なさそう。

川島小鳥が撮れない時、どんな風にすごすのか?

これ聞きたいよね。私なんてしょっちゅう撮れなくなってる。

撮れないときは本を読む。メタモルフォーゼを待つ。

撮れない時は静かに過ごしているんですね。本を読んで、状況が変わるのを待つんだそうです。

写真家になる前に「この人撮りたいなー!」と熱望していて、実現した人はいるか?

あ、カヒミカリィ。川島小鳥

カヒミカリィとリスを撮るという企画で、めっちゃ緊張したそうです。リスがなかなかカヒミカリィに近づかない。やっとリスが近づいたと思ったらシャッター降りない、みたいな(笑)

顔と鼻が丸い人が好きだそうです。BabyBabyのモデルさんもそういう顔立ちだよね。あと、後の方のトークで出て来た「RunRunまこと」という写真集の被写体のまことさんもそう。この写真集、私は知らなかったんだけど、青山さんが絶賛していて、
その中の作品をプロジェクター映し出しながら話をすすめたところ、私の大好きな「BabyBaby」ぽさがあって、休憩時間にすぐポチりました。川島さんの好きなコト500%詰め込んだ作品なんだって。そんな情報聞いたらどうしても見て見たくなっちゃうよねえ?ただ、アイドル写真集としては賛否両論で、ちょっと反省したらしいです。ファンの人の気持ちも考えないといけないな、と。

青山さんは、歌手のaiko。でもこれは未だに実現していないとのこと。一生撮れないのかなー!と言ってました。

あ、あと川島さんが撮りたくて撮れていない人、フィギュアスケートの浅田真央ちゃん。真央ちゃんは本当に好きで、彼女が試合で成績が振るわないと、自分の機嫌も悪くなっちゃうほどだったんだって。「めっちゃ綺麗じゃないですか?」と言ってました。

川島小鳥は実際、どんな風に撮影しているのか?

「小鳥は私のことを撮ってない」と言われた

BabyBabyの子に「小鳥は私のことを撮ってない」と言われたそうです。
この言葉はなんか深い。川島小鳥作品の魅力を探るキーワードになりそう。
被写体の内面を引き出そうとしてはいないわけですね。
結構、彼女の方からいろいろ提案して来て、「朝の光で撮ってもらいたいから、朝10時集合」などの注文もあったそう。この辺が二人で作り上げた作品、ということなんですね。

レフ板は使わないそうです。あと、自然光で撮っています。

アシスタントは入れたくない。気を使っちゃうので。

いや、本当に繊細な方ですね。

衣装とかはどうするの?

BabyBabyの表紙で女の子が着ているトレーナーは僕のです。

小鳥さんも「黒い服着て来て」とか注文つけたり、衣装についてはそれなりに演出されていますね。

セレクトとかレイアウトとか全部自分で決めたいんです。

やっぱ、真の芸術家だな。

モデルさんにポーズはつけますか?

ポーズはつける。結構言う。またがってとか。
あと、違う人で同じ場所で撮ったりもする

あ、ちなみにBabyBabyを撮影している時、付き合ってる人はいなかったとのことであります。

シュールさや、面白さを、出そうとして撮ってはいない。>

うーん、本当に個性的な方なんですねえ、小鳥さんは。

台湾の魅力って何ですか?

台湾の魅力は空気。こう見えて結構気を使う。
でも台湾は、人はそれぞれであるという人それぞれ感を、台湾のみんなが持ってる

台湾で、評判の写真集「明星」を撮影されていますが、台湾滞在中は3ヶ月家を借りて中国語の塾に行ったりしたそうです。この台湾感は、私も激しく共感します。
私も台湾で、良い意味で雑だなーと思っていて、多分、同じ要素を感じてるんじゃないかと思います。

好きな写真家はいますか?

師匠の沼田元氣、アラーキーも好きだけど

川島小鳥の好きな写真家

  • HIROMIX
  • 沢渡朔

青山裕企の好きな写真家

  • 佐内正史
  • 野口里佳
  • 石川竜一

あまり、私は馴染みのない作家の方達。私が偏っているんだと思いますが。。名前は聞いたコトあります。勉強します。。

川島小鳥さんの新しいカメラ!

おや?このカメラは?
1週間くらい前に購入したそうです。川島さんと言えばフイルムで撮る人、というイメージが刷り込まれていますが、これはCANONのデジタル一眼レフカメラ5Dmark4ではないですか!そしてなぜかONのところが黒塗りされている。これには何か意味があるのか!?

「普通、このカメラ買う人はこのストロボつけないよね」と青山さんが突っ込んでました。いや、ほんと、どこまでも個性的だわ。川島さん、本当に何かを変えたかったんだな、と私は見てとりましたよ。川島さんほどの才能溢れる人でも、何かを変えようと思ったら新しい機材を購入してみたりするんですね!

青山さんの「僕の妹は、写真家になりたい。」という本は、川島さんの「BabyBaby」へのオマージュなんだそうです。

今回のイベントでは、青山さんの川島さんへの偏愛ぶりも相当記憶に刻まれました。青山さんて本当にパワフルな人。だって、アシスタントが10人いるんですよ。川島さんに「青山さんて男の子なんですね」と言われてました。「欲がすごい」って(笑)。この表現も独特だよね。
私は川島さんに対して以前から思っていたけど、「宮様のようだな」という思いががさらに強くなり、プラス、宇宙人的でもあるな、と要素がプラスされました。あんな普通じゃない写真を撮る人はやはりご本人も他の人が持ちあわせていない飛び抜けた個性を持っていますね。あと全然グイグイしていない。かなり中性的な方でした。

この日の高円寺の夜は長野より冷えたけど、静かに熱いトークを堪能して満足な気持ちで帰路に着いたのでした。

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