「あ〜これさえなければいい写真なのに‥」こんな経験ありませんか?写真撮影を続けていると、ついうっかり、もしくはいたしかたなく不要なものが写真に写り込んでしまったことがありますよね?私はちょいちょいあります。
しかしデジタル写真のいいところは、簡単にコピーしたり、削除したりができること。写真の中に入ってしまったいらないものは、Photoshopを使ってサクッと簡単に消せるのです。
Photoshopで写真の中のいらないものを消すには「コンテンツに応じて塗りつぶす」を使う
Photoshopの塗りつぶしの機能の中に「コンテンツに応じる」というものがあります。いらないものを消したい時には「コンテンツに応じて塗りつぶす」を使います。
コンテンツに応じて塗りつぶす操作前と操作後の比較
フォトショを使って団地の側面に入った数字を消しました。きれいに消えています♪
しかしこの写真のように消したいものが入り組んだ背景の中に埋没している場合、消すのはなかなか難しいです。
いらないものを消せるソフトウェアとしては、Photoshop(フォトショップ)の他にLightroom(ライトルーム)やスマホアプリのPhotoshop Expressなどがあります。
全部使ってみた中で、いちばん精度が高かったのがPhotoshopです。
初心者でも簡単に実践できるよう、Photoshopを使ったいらないものを消す操作方法について、順を追って詳しく解説します。
操作手順 1 PhotoshopCCを起動する
まずPhotoshopを起動してください。
次にフォトショ上で、編集したい写真を開きます。
Photoshopでの写真画像の開き方
いろいろな開き方があります。
今回は次のように写真管理している方が楽にPhotoshopで写真を開く方法でご紹介します。
- Lightroomで写真管理している
- Rawで撮影している
操作手順 2 LightroomからPhotoshopに画像を送る
LightroomからPhotoshopに画像を送る方法です。
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手順1Lightroomを開き、ライブラリ画面にする
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手順2Lightroomのライブラリで対象の写真の中心あたりにポインターを置く
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手順3そのままぐーっとドラッグしてPhotoshop側にドロップする
この操作でPhotoshop側のCameraRawアプリケーションが起動します。
ちなみに
CameraRawはRaw形式ファイルを現像するためのソフトです。
色調整など何かレタッチしたいことがある場合は、この段階のCameraRawアプリケーション上でいろいろやれます。
(今回はCameraRawのレタッチ操作については割愛します)
画像を開く
CameraRawで「画像を開く」を選択するとPhotoshopが起動します。
操作手順 3 消し方の解説
複雑な背景で何かを消す時に使用するツールは「コンテンツに応じて塗りつぶす」です。
「コンテンツに応じて塗りつぶす」は、画面上のツールバーの「編集」の「塗りつぶし」から実行するのですが、範囲指定していないと選択できません。
操作手順 4「コンテンツに応じて塗りつぶす」の使い方のコツ
「コンテンツに応じて塗りつぶす」の使い方のコツは細かくコツコツ作業することです。
今回は、この団地の側面に入った「数字」を消します。
広い範囲(例:数字全体)を囲んで「コンテンツに応じて塗りつぶす」を実行しても、うまく消せません。
見づらいんですが「3-1-11」の数字全体を囲んでいます。
数字全体を囲むというおおざっぱな選択をして「コンテンツに応じて塗りつぶす」を実行すると、木の枝が変なふうにコピーされてしまいました。このケースのように大きく選択すると、おかしな補正が目立ちます。
面倒でも、細かく一文字ずつ範囲選択し、少しずつ消していくとうまく行きます。
消し方詳細手順
ツールから「なげなわツール」を選択します。
『3』が選択された状態で、ツールバーから「編集」「コンテンツに応じて塗りつぶす」を実行します。
塗りつぶしウインドウの、描画モードが『通常』になっているかもしれません。
右の▽の部分をクリックすると別のモードが選べますので、ここで「コンテンツに応じる」を選び「OK」をクリック。
『3』の部分が背景できれいに塗りつぶされました。
この要領で、1文字ずつなげなわツールで選択→塗りつぶしを繰り返します。
壁面に枝がかかっている部分も、きれいに文字だけが消されました。
まとめ
ややこしい背景の中で、人や物など何かを消したい時は以下のことに気をつけましょう。
- Photoshopを使う
- コンテンツに応じて塗りつぶすを使う
- なげなわツールで消したい範囲を『細かく』囲む
- 囲んだら「コンテンツに応じて塗りつぶす」
- 3〜4を繰り返す
現場からは以上です!
よきPhotoshopライフをお送りください。
Photoshop、Lightroomについて自分のペースでじっくり学びたい方には本でスキルアップがおすすめです。
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