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EOS学園の作品制作講座って?気になる中身を教えます(後編)

EOS学園ってどんな学園?
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前編に続き、EOS学園作品制作講座(後編)をお届けします。
10枚の写真で「組写真」を完成させるためのコアな作業部分になります。

EOS学園作品制作講座第7回目の中身。

この日、2月6日の作品制作講座の授業は、講義の流れとしては、もう後半戦です。

これまでに教室での講義が3回、実習が3回終わっています。
教室での講義としては4回目、(実習、教室合わせると7回目)直前に行った撮影実習で撮って来た作品を含めて、最終ゴールの10枚の組写真に入れる作品を各自できる限りたくさん持ってくることになっています。

残りあと2回、撮影実習1回、教室1回でゴールまでたどり着かないといけないんですよね。

まあ、はっきり言って、教室で決められた撮影実習の時に撮ってるだけではとても間に合いません。

自分で、これなら。。。。と判断して持って行っても、8割。。いや9割か。。ばっさり捨てられますからね。。。

裏返しなのは、「捨て」作品です。

他人は人の作品にはシビアですよねー。

一人ずつ、作品をテーブルに並べて、講評の始まりだ!

受講者一人あたりの持ち時間は10分くらいです。

撮影地:新宿というしばりがある中で、みんなが足で歩いて、それぞれ見つけた撮りたいな、と思った「ときめき」が全然違うので、それを見て行くのが本当に面白い。
「あの人は、外見のイメージに反して、こういうものに惹かれるのか。。。!」とかね。

特に男性と女性はアプローチがかなり違う。

各自のテーマを取捨選択、アウトプットする写真の精度を上げて行く。

撮影者本人から、テーマを説明したり、どういう意図で撮ったのかを述べる。
他の受講生が、並んだ作品達に対して、何か言う。何かは何でもいいんです。

「この写真が好き」
「この写真がいいと思う」
「これは空は入れないほうがいいと思う」
「斜めから撮らない方がいいんじゃないか」

「もっと切り取った方がいい。」
「これを入れるんだったらこっちの方がいいよ」

「オレンジはいらない。赤だけにした方がいい。」
「生活感を出したいというが、この写真からは生活感は感じられない」

思い入れも別にないので、客観的な意見をビシビシ言ってきます。
言う方は、特に厳しくしているつもりもなく、感じたままを言うだけなんですけどね。

でも、これが非常に効果的なんです。
自分で自分の写真って、ちゃんと見れないんですよね。
妙に甘くなっちゃうか、必要以上に厳しくなっちゃうか。

自分以外の人の、それも複数の人の意見は「見た人がどう感じるか」を知る上で、めちゃくちゃ有効なツールなんですねー。

だから、教室に通わない人も、写真に煮詰まって来たら、ちょっと誰かに見てもらったりするといいと思いますよ。
写真に詳しい人でなくていいから、率直な意見もらうと、自分とは違う視点由来の、何らかの発見があります。

このプロセスの中で、テーマ自体が変わる人もいます。

核になる写真を決めたりします。

グループ化できるものはグループ化して、仲間に入れられないものは別のグループを作ったり、仲間が全くいないものは切り離したり、します。

最後は先生が引き取ってまとめて、具体的なアドバイス。

今回の中で使える写真の抽出、今後の方向性、あと何枚撮る必要があるか、どう撮って行ったらいいのか、など、組写真を完成させるために必要な、具体的にどう行動すればよいのか。

例えば、こんな撮影方法の助言が出たり。

「青の色味が大事だから、曇りの日に撮影に行ってもしょうがない。晴れた日のみ」
「斜めの光で陰影出した作品があった方がいいから、できれば朝、夕に撮影に行った方がいい」
「縦、横のバリエーション出して撮る」
「こんくらいまで切り取っちゃった方がいいという意見が出ています。」

 

今後、私が10枚の組写真を完成させるために何を撮るか。

私の例で言うと、今回、持って行った枚数はだいたい30枚くらい。
その中で、合格点が出たのは6枚。
新宿でエモい写真を撮る
「エモい」を感じさせるためには、くっきり、シャープに写っている写真は、ちょっと違う。ソフトフィルターをかけたような写真をいくつか集めると、「エモい」に近くづく。

「そういう写真をあと4枚、撮ってください。」

そうか。「エモい」は視覚的には「モヤい」なのかも。
「エモ」が欲しかったら、まずはモヤってるものを拾いに行けばいいのかもしれない。
エモい情景というのは、なにか紗がかかったような、見えそうで見えない、見えるようで見えない、もどかしいような気持ちのことなのかもしれない。少し掴みどころのないような、ふわふわ、モヤモヤしたもの。

組写真の精度を上げて行く過程で自分の中での「エモ」に対する理解、説明もなんとなく、進んだような気がします。

一人10分の持ち時間のはずが、全然足りず、大幅に教室時間オーバーで全員の講評が終わりました。
体調絶不調なのに、小澤先生頑張りました。。。!

こうして振り返ってみると、組写真クラスの講師というのは、写真に悩む生徒達を導く、コンサルタントみたいなものですね。

いかがでしたでしょうか?

作品制作講座の雰囲気、意義、伝わりましたでしょうか?

組写真って、難しいけど、面白いです。
一枚の写真で伝えるのとは全然違う。

でも、組写真で伝える方が、多分、伝える力は強くなるし、伝えられる内容に多様性が出てくると思う。

1枚の写真で伝えることができるものって、向いてるテーマが限られると思うんですよね。
なんというか、強いもの、特長的なものでないと1枚では伝わらないというか。

だけど、人が発信したいものって、必ずしもそういうものばかりではないと思うんです。
なんかじわじわ来るものとか、一言で言えないけど、確かに感じている複雑な感情の混じり合いとか。

そういうのを表現するには組写真の方が手法として合ってるんじゃないかなあと思います。

最後に。今回の講師作例を少しだけ。

。。。さすがですー。

謎の学園EOS学園の作品制作講座ってどんな講座?気になる中身を中からこっそり教えます。(前編)はこちら!。

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もし、今回の記事でご興味お持ちになった方がいらっしゃいましたら、来期のクラスが間も無く申し込み受付開始になります。

【組写真のクラス 2018/4月開講 2/19申込受付開始】
作品制作講座 小澤太一教室B 4月18日(水)/午後コース(募集終了)
作品制作講座 小澤太一教室B 4月18日(水)/夜間コース(募集終了)

【単写真のクラス 2018/4月開講 2/19申込受付開始】
作品制作講座 小澤太一教室A 4月17日(火)/午後コース(募集終了)
作品制作講座 小澤太一教室A 4月17日(火)/夜間コース(募集終了)

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ちゃんまり
東京在住・国際ポートレート協会認定プロフェッショナルポートレートフォトグラファー ご相談ご依頼はお気軽にどうぞ。

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