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超実験的な写真教室【撮らないゼミ by GANREF】で学んだこと

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出版社のimpressが主催している写真のポータルサイト(?と呼んでいいのだろうか?)GANREFのセミナーに初参加してみた。

その名も「撮らないゼミ」。

勇気ある担当講師小澤太一先生のプレゼン資料のキーワードが 「ウホッ」 。

「ウホッ、いいシーン」と思ってシャッターを押したはずなのに、撮れた写真がなぜか違う。。
なぜか!?
それを解明できたらいいな。。という実験的だけど写真の本質に迫る(?)撮影セミナーが「撮らないゼミ」。

いったい、どんなゼミだったのか?ご報告します。

撮らないゼミのポイントは事前「イメージ」の言語化

具体的にやることは、見つけた被写体を前にシャッターを押さず、

「何をウホッと思ったのか?」
「どんな仕上がりにしたかったのか?」
「イメージを実現するためにどのような設定をするか」

撮らないゼミの秘密兵器「イメージノート」

最初に感じた「ウホッ」、言わば写真の設計図ををまずメモる。
秘密兵器「イメージノート」に。
ちなみにイメージノートは要は7cm四方くらいの正方形の付箋です。
この手法は広告写真を撮影する時の手法に近いとのこと。

神楽坂に移動してイメージ&撮影実践

撮影実習は神楽坂であったが、なかなか被写体が見つからない。
神楽坂っちゅうところは私の事前のイメージでは和の雰囲気を持つ、やや小洒落たおしゃれで裕福な女性が集う、江戸情緒もある素敵な街なんだろうから、そういう街の雰囲気を伝えるようなスナップを撮るべきなんだろう。。と先入観を持っていた。

しかし実際行ってみると、そんな雰囲気の場所、物、あんまりない。
メイン通りは大手のおなじみの飲食店が出典しており、普段からよく通る街の通りと差別化できない。
町並みに記号満載で、どうにも撮る気にならない。

それでもなんとか無理矢理被写体見つけて、いざメモる。
何しろ撮影時間は1時間半しかない。
撮影しているとあっという間の時間だ。
巻いて行かないと。

しかし、
字が汚過ぎる。。。
字を書くのが遅い。。
もどかしい。。

そして撮る。

うわ、画面構成が思ってたのと違う。
露出も明る過ぎる。
修正、修正。

って、ここで修正の方向性も私はイメージノートに書き足しちゃったのだが、これは今回のセミナーではルール違反。
メモを作るのはあくまで撮る前まで。
撮ったあとの書き足しはダメ。絶対。
うう、すみませんでした。

それ以外にもいろいろひどいな、この写真。(2018.6.27本人感想。)

構図の意図もよくわからないし、画面のすみずみへの意識も雑。
撮った時の動機を思い起こしてみると「神楽坂」なので「和」なものを探していたと思うのである。
灯籠とか縁台とかにそれは表れてはいるのだが。
トホホだな。

そしてその後も「ウホッ」な被写体を見つけられず。

豪雨後、集合時間。

インプレス本社セミナールームにて作品講評

地下鉄に乗って、セミナールームに戻り、講評。

他のみんなの作品と、思考の過程を聞けたのがとても勉強になった。
収穫、収穫。

私はスナップ写真について何もわかっていなかったんだなと思った。

それはがっかりするんじゃなくて、新しい世界が広がる感じ。

もっと、別の視点を。
固定観念を捨てよう。
ものをよく見よう。
違いを探そう。
違和感を探そう。
光を見つけよう。
人や生物だけでなく、静物にも目を向けよう。
組み合わせの面白さを探そう。

みんなの作品で覚えているものを備忘録として記載:

  • ◎パイプ。
  • 青空背景、木々で額縁、人をシルエット。
  • ◎植物ボケと金属。
  • ネコと建物。
  • 映り込みセルフポートレート。
  • お洒落感と石畳。(お洒落は難しい!文化的背景が印象を左右するから)
  • ◎招き猫とビニール。
  • 建物、二股の道、二組のカップル。
  • 雨宿りする人、歩く人、雨、静と動。
  • 雨、まだ撮るの?
  • 開店前のバー。
  • 鳥居、おいなりさん、人影。

◎がついているものは、私にはない視点だわ〜と特に新鮮、発見だった作品たち。
「神楽坂」で画像検索し出てくる写真とは全然違う、みんなのスナップ写真作品。

感想

自主的にまた実践したいと思った有意義なセミナーでした。

ABOUT ME
ちゃんまり
東京在住・国際ポートレート協会認定プロフェッショナルポートレートフォトグラファー ご相談ご依頼はお気軽にどうぞ。

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