マクロレンズ大好き、ちゃんまり(@sugar_mariko)です!
マクロレンズがどんなレンズなのか、詳しくない方にもご理解いただけるよう、わかりやすく解説しました。
マクロレンズとは
マクロレンズとは、被写体を実際の大きさと同じか1/2倍の大きさに写すことができるレンズです。
大きく写せるレンズとしては、他に望遠レンズがあります。しかし望遠レンズは遠くのものを引き寄せて、目で見えているより大きく写すことはできますが、被写体に近寄ってピントを合せて撮影することはできません。
被写体に近寄って、等倍か1/2倍に大きく写したいのならマクロレンズが必要です。
マクロレンズの特徴
マクロレンズには『被写体を大きく画面いっぱいに写せるレンズ』であるということの他にも、特徴があります。マクロレンズならではの特徴を5つご紹介しますね。
マクロレンズは被写体に寄れる
マクロレンズは被写体に近寄れます。被写体にぐっと近づいた状態でピントを合わせることができます。
他のレンズではこんなには近づけません。例えば望遠レンズではの最短撮影距離は1mくらいです。1m離れないとピントが合いません。
↓参考に、これはキヤノンEOS KIss Mマウントのマクロレンズ『EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM』の最短撮影距離です。
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMマクロレンズのスーパーマクロモードならば、被写体まであと9.3cm!というところまで近づけるわけです。
望遠レンズとマクロレンズとの差は歴然です。
マクロレンズはブレやすい
↓下の写真はマクロレンズで撮影されたものですが、残念なことにブレています。
マクロレンズは、被写体に接近して撮影するため、ブレが目立ちやすいという弱点を持っています。被写体に近づいて、細かい部分も緻密に正確に描写できるがゆえに、わずかなブレであっても目立ちます。
ブレを防ぐためには「細かいところをしっかりくっきり描写できる」というマクロレンズの特性を理解して、三脚を使う必要があります。マクロレンズを使う時は、三脚に設置し、落ち着いて撮影しましょう。
マクロレンズはボケを作りやすい
マクロレンズは被写界深度が浅いレンズです。『被写界深度』とはピントが合う範囲のことになります。
マクロレンズは被写界深度が浅くてピントが合う範囲が狭いため「ボケ」を作りやすいです。なぜならば「ボケ」というのは要するに「ピントが合っていないところ」だからです。
マクロレンズは被写体のディテールをとらえる
マクロレンズは被写体に近寄って、細部のディテールを精緻にとらえることができます。
小さく細かいものを、写真画像に記録して残しておきたい方には、おすすめのレンズです。
- フィギュア
- アクセサリー
- 化粧品
など小さくて細部のディテールが重要なアイテムの、繊細な撮影にぴったりです。
マクロレンズは中望遠レンズとして活用できる
マクロレンズに多い焦点距離が90mmや100mmです。90mmや100mmはちょうど中望遠と呼ばれる焦点距離になります。マクロレンズを街中に持ち出せば、精度の高い中望遠レンズとして活用できます。スナップ撮影では広角レンズを使う事が多いですが、中望遠マクロレンズを使うと、撮影の幅が広がって楽しいです。
マクロならではの写真
被写体の細かいディテールをとらえる写真はマクロレンズならではの写真です。これは被写体の「そのものらしさ」を究極まで追求する表現ですね。
逆、マクロレンズは、普段目にしているどこにでもあるありふれたものを全く違うイメージに作り変えるレンズでもあります。
自分には見えてなかった被写体が持つ斬新で新鮮な一面に圧倒されます。
まとめ
マクロレンズは被写体を等倍、もしくは1/2倍の大きさに写すことができるレンズです。
マクロレンズの特徴としては
・ブレやすい
・ボケを作りやすい
・被写体のディテールをとらえる
・中望遠レンズとしてスナップに使える
といったものがあります。
マクロレンズは1本持っておくと何かと便利に使えるレンズです。もし、まだお持ちでないなら、とりあえず1本ポチってもいいですよ。
なぜならば、マクロレンズによる写真体験は、他のレンズを使った時の体験とまったく違うからです。マクロレンズでないと味わえない世界が体験できます。
どのレンズを買ったらよいかわからない方には、買って間違いのない鉄板マクロレンズを1本、ご紹介しましょう。どのメーカーのカメラでも使えるレンズ専業メーカー、タムロンのレンズです。
鉄板レンズは通称「タムキュー」という名称で呼ばれています。焦点距離90mmのマクロレンズです。
タムキューはロングセラーの人気レンズです。レンズメーカー「タムロン」の「90mmマクロ」だから、タムキューと呼ばれているわけです。
やわらかいボケを作れるということで、カメラ愛好家の間では、長い間高い人気をキープしています。
キヤノンのフルサイズを使っている方には、キヤノンのマクロレンズ、通称「100マクロ」がおすすめです。キヤノンの高品質レンズカテゴリーである「Lレンズ」で、本当にキリッとしたきれいな色が出ます。