こんにちは、お得なレンズ情報に目のない節約系フォトグラファーのちゃんまり(@sugar_mariko)です。
この記事は、EF100mm F2.8Lマクロ IS USMレンズの使用レビューです。
マクロレンズって、一眼レフカメラを買って、標準ズームレンズを買って、望遠レンズを買って、その次に何を買おう?っていうような、少しカメラとレンズに慣れてきた時に買いたくなるレンズだと思うんです。(マクロレンズについて詳しくはこちらの記事をどうぞ)
マクロレンズは、マクロレンズにしか作り出せないオリジナルな世界を持っています。
さらに言うと、マクロレンズの守備範囲は意外と広いです。マクロレンズは「使えるレンズ」と言えます。
つまりマクロレンズ1本買えば、いろいろな場面で活躍が期待できる、というわけです。
100マクロを買って使った感想
では私が実際にEF100mm F2.8Lマクロ IS USMレンズを買って使って感じた感想をお伝えしますね。
100マクロ利点1 ボケがすごい
初めて使った印象は、とにかく「ボケがすごい‥!!」でした。
私は、一眼レフを手にしたからには、何が何でも背景がふんわりボケた写真が撮りたかったんです。
でも、できませんでした。その頃私が使っていたレンズは標準ズームレンズ。標準ズームと私の技術では全然ボケなかったんです。
しかしどんな卑怯な手を使っても良いから背景をボカしたかった私は、どのレンズを使えばボケるのか、徹底的に研究しました。
研究の末に購入したのがマクロレンズのEF100mm F2.8Lマクロ IS USM。
上に貼り付けた画像は、EF100mm F2.8Lマクロ IS USMと、APSC一眼レフカメラのEOS 70Dを使って撮影した、新宿御苑の桜です。
予想以上に美しくふんわりとボケてくれました。
「買ってよかった…!!」と心から思いました。
100マクロ利点2 正確で鮮やかでキレの良い描写
私の印象ですが、CANON純正のレンズは、鮮やかでキレの良い描写をします。
色彩豊かな自然を撮影した時に、くっきりとシャープで色鮮やかに記録する性能が非常に高いです。
赤は赤らしく、青は青く、緑は緑に描きます。肉眼で見るよりも鮮やかに見えます。
さすがはLレンズです。『Lレンズ』は、キヤノン製レンズの中でも、高画質な製品に付けられる製品区分名なのですが、EF100mm F2.8Lマクロ IS USMレンズの描く高精細な描写を見ると「さすがLレンズ」と思ってしまいます。
レンズの力で嬉しくなってテンションが上がるのも、写真を長く楽しむためにはありです!
100マクロ利点3 手ブレ補正付き
EFレンズ 100mm F2.8Lマクロ IS USMの強力な魅力は、手ブレ補正機構がついていることです。
マクロレンズは他のレンズよりもブレが目立ちやすいもの。特に、被写体を大きくそうとすればするほど、ブレやすくなります。このため、撮影者はブレないように細心の注意を払わねばなりません。
その点、EFレンズ 100mm F2.8Lマクロ IS USMには、手ブレを補正する「IS」機構がついているので安心です。ISの働きにより、ブレやすい被写体に「ぐっ」と近づいての等倍撮影でもブレが補正されるので、近接撮影がグッと楽になります。
100マクロ利点4 小型でスリム
EFレンズ 100mm F2.8Lマクロ IS USMは、意外と小型でスリムです。
重量 | 625g |
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直径 | 77.7mm |
長さ | 123mm |
単体ではわかりにくいので、試しに他のレンズと比較してみましょう。
CANON純正レンズの中でも人気のレンズ、望遠ズームのEF70-200mm F2.8L IS III USMレンズと比べてみます。
重量 | 1,480g |
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直径 | 88.8mm |
長さ | 199mm |
望遠ズームの70-200 F2.8レンズと比べると、100マクロの重量は半分以下ですし、長さは2/3程度です。
だから、望遠域のレンズなのに、意外と軽快に持ち歩けるんです。
100マクロを使う時の注意点
さて魅力いっぱいの100マクロレンズですが、使用するにあたって注意すべきことがあります。
使用時の注意点その1合わせるカメラに注意
注意点は
フルサイズのカメラと合せて使おう
ということです。
EF100mm F2.8L マクロ IS USMレンズは、フルサイズのカメラと一緒に使えば『焦点距離100mm』のマクロレンズとして使えます。
しかし、センサーサイズが小さいAPSCセンサーのカメラと合わせると、『焦点距離160mm』の望遠マクロに変わります。
焦点距離が160mmと長くなっても使えないことはないんです。画面を狭く切り取った作品が撮れます。
ただ160mmでは画角が狭くなりすぎて、絵をまとめるのは結構難しいんです。
私はAPSCの一眼レフと合せて、しばらく使っていたのですが、結局使いにくいのでこの組み合わせではあまり使わなくなってしまいました。100マクロは、フルサイズのカメラと一緒に使うことを推奨します。
使用時の注意点その2手ブレに注意
100マクロを使って被写体を等倍で撮影する時は、手ブレしやすいので注意しなくてはいけません。
もちろん、手ブレ補正機構が備わっているので、補正なしのレンズと比べると安心です。
しかし手ブレ補正にも限界があります。光量が足りない悪い条件の下では、やはりブレやすくなります。
「マクロレンズはブレやすい」ことを充分理解しておき、二重三重にブレ防止対策するに越したことはありません。
具体的には、三脚を使ったり連写を使ったりすることで、ブレは防げます。補正効果に頼りすぎず、対策さえしておけば安全安心です。
100マクロが得意な撮影シーン
100マクロが威力を発揮する撮影シーンをご紹介しましょう。
花を撮影するシーン
マクロレンズで撮りたい被写体ナンバーワン、EF100mm F2.8L マクロ IS USMレンズは花の撮影が大得意です。
前ボケ、後ボケ何でも来い。ボケはふわっと、ピントが合ったところはシャープに。
100マクロで花を撮影すると「自分の腕が上がったのでは?」と錯覚するほど、素晴らしく美しい写真にしてくれます。
商品撮影のシーン
EF100mm F2.8L マクロ IS USMレンズは商品撮影も得意です。
特にアクセサリーや化粧品、フィギュアなどの小さく細かいものにEF100mm F2.8L マクロ IS USMレンズはぴったり。等倍に大きく撮影できて、細部までしっかりはっきり見せられます。
街スナップのシーン
100マクロは街でのスナップ撮影にも使いやすいんです。
意外かもしれませんが、100mmの中望遠レンズとして、面白い絵が作れます。
少し離れた場所から撮ることで、近接が得意な広角レンズとは真逆の、歪みのない写真になるんです。
私は100マクロでのスナップ撮影が結構好きで、ちょいちょい使っています。
100マクロと合せて買いたいアクセサリー
100マクロを買ったならば、その機能を最大限に引き出すために、周辺アクセサリー類も併用した方がよいです。合せて買うと撮影が安全になり、楽しくなるアクセサリー類をご紹介します。
保護フィルター
レンズを新しく購入したら、レンズ保護のために、レンズのサイズに合った保護フィルターを買いましょう。
・気に入ったレンズを長く使うため
・手放すことになった時高く売るため
レンズを保護し、長く良い状態で使うために、保護フィルターは必要なんです。保護フィルターへの投資した分は、後に回収できます。というよりは、投資しておかないと後悔します!
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NDフィルター
NDフィルターはレンズに入る光量を減らすフィルターです。なぜNDフィルターを使うかというと、明るい環境でも白飛びせずにスローシャッターを使えるからです。
スローシャッターを使えると、静と動の両方を一画面に写し込むことができます。NDフィルターを使わないとできない表現、それができるようになります。
NDフィルター初心者が初めて買うNDフィルターは、NDフィルター効果が実感できて、価格も手頃な、ND8あたりがよいと思います。
数値が大きい方がNDフィルターの効果は高くなるのですが、価格も上がりますし、扱いも難しくなります。最初は、数値小さめで試してみるのが無難です。
カメラバッグ
カメラ、レンズ、アクセサリーを快適に運ぶためのカメラバッグも必要です。軽快に移動できるかどうかは撮れ高に影響しますので!
カメラバッグ沼という言葉があります。使いやすいカメラバッグを求めて買い物を繰り返す行為を指す言葉です。
自分にとって使いやすいカメラバッグに巡り合うのは、それだけ難しいということ。自分にピッタリのカメラバッグを見つけるためには、何回か買い物を繰り返すのは仕方ないことなんです。
ピッタリのカメラバッグを見つけるのは難しい前提で、評判がよくて価格も手頃なカメラバッグをいくつかご紹介します。
荷物が少ない時の『使いやすさ重視』のカメラバッグ
荷物が少ない時は、取り出しやすさ、バッグ自体の軽さ、移動の電車内での邪魔にならなさを基準にするとよいでしょう。
↓このあたり買いやすいし値段もそこそこでよいと思います。
スリングバッグはバッグを回転させ、体の正面に回してレンズを取り出すことができ、便利です。
長く持ち歩く時の『快適性重視』のカメラバッグ
長く持ち歩く時は、カメラバッグの重量が多少重くても、人間の体型を研究してフィットするように設計されたアウトドアユースのカメラバッグがおすすめです。
まとめ
CANON EFレンズ 100mm F2.8Lマクロ IS USMの使用レビューをお届けしました。
何を隠そう、私がカメラにハマって1番最初に買ったレンズがCANON EFレンズ 100mm F2.8Lマクロ IS USMです。
家で花を撮ったり、近所で路傍の花を撮ったり‥。活用範囲が広くて、買って損のない逸品レンズですよ。
いいですね。
マクロ使ってみたいですね。
気になったところ
「USMレンズ似て撮影」は、もしかすると「USMレンズにて撮影」かな?
ぜひぜひ使ってみてください。マクロ面白いですよ!
「USMレンズにて撮影」ですです、書き間違いです。発見していただきありがとうございます!